2011年10月30日

亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)

亡き王女のためのパヴァーヌ」はラヴェル
パリ音楽院在学中の1899年にピアノ曲として作曲され
1910年にラヴェル自身により管弦楽用に書かれているので
ラヴェルの若い頃の作品になります。

今回の当団定期演奏会では同じラヴェルの「ボレロ」も
取り上げます
が、「ボレロ」は晩年の作品・・・
正確に言うと「ボレロ」はラヴェルが亡くなる9年前の作品ですが
この頃から記憶障害に苛まれることになり、「ボレロ」以降に
作曲されたのは「左手のためのピアノ協奏曲」・「ピアノ協奏曲」
「ドゥルシネア姫に心を寄せるドン・キホーテ」の3曲だけであり
その意味で「ボレロ」は実質的な晩年の作品です。
(1875年生まれなので53歳頃(1928年)の作品です)

ラヴェルの母親がバスク人であることもあり
バスクとはフランスとスペインに跨る一地域を指し、特有の言語・文化を持つ)
そのためフランスの作曲家でありながらスペイン色の
強い作品を多く残しています
(他に「スペイン狂詩曲」という曲も作曲しています)

話を「亡き王女のためのパヴァーヌ」戻しますと
この曲について一般的な曲目解説では
「17世紀スペインの宮廷画家ディエゴ・ベラスケスが描いたマルガリータ王女の肖像画からインスピレーションを得て作曲した」(Wikipediaより)
・・・とされています。ところが肖像画そのものは王女の子供の頃の
絵なので、曲調からすると相応しくないように思えました。

しかしながら絵そのものではなく、その背景にあるマルガリータ王女の
辿った僅か21年の生涯に想いをはせると、後に作曲者自身が語った
「韻をふんだ言葉遊び」の題名と片付けることもできない訳です。

この曲で一番困るのはテンポ設定が
四分音符=54〜70と設定幅が広い事です。
当初は54と書かれていたものが、後の作曲者自身による
ピアノ演奏(レコードとして残っているそうです)が
70であったことによるものです。

この曲は全部で72小節で、途中3ヶ所だけ4分の2の小節が
ある以外は4分の4なので拍数としては282拍になります。
rit.やフェルマータを無視した平均で考えると
テンポ54で 5分13秒
テンポ70で 4分 2秒
(1秒未満四捨五入)

ちなみに当団のこれまでの合奏練習で通した平均が
5分15秒(±10秒・・・録音による)なので
ちょうどテンポ54ということになります(^^;)

私の持っているCDでは
アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管 5分46秒
オーマンディ指揮/フィラデルフィア管 6分34秒
オルフェウス室内管(指揮者なし) 6分47秒

6分47秒だとテンポは約42になります (@@;)

(#無音部分などもありますので実際はもう少し早いです)

http://www1.odn.ne.jp/~cci32280/CLRavelPavane.htm
こちらのサイトによると7分超の演奏もあるそうで、
7分6秒だとテンポ40以下!(◎◎;)

旧ブログの2008年4月2日付記事
http://www.kato-phil.com/weblog/archive2008-04.htm
(ページの下部)では「ルスランとリュドミーラ」序曲の速い演奏の
ランキングを記事にしましたが(記事中の参考ページは現在リンク切れ)
今回はその逆バージョンということになります(^^;)

ともかく、私にとってこの曲はホルン吹きとして
一度は吹きたいと思っていた憧れの曲です
曲冒頭のホルン独奏を私が担当しますが
毎回の合奏練習のたびに本当に緊張します(−−;)

ラヴェルはこの曲の管弦楽版を作るにあたり
なぜ冒頭をホルン独奏にしたのでしょうか?
・・・この謎について何かご存じの方ご一報下さい
 

posted by トトロ △◎/ at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月23日

社小学校訪問演奏会(追記)

前回記事で書き忘れた事がありましたので追記します(^^;)

社小学校の演奏会では「狩りのポルカ」を演奏しました。
この曲は過去のブログ
http://www.kato-phil.com/weblog/archive2010-03.htm
の2010年3月7日付記事「企画モノ」をご覧頂きたいのですが
いつも「鉄砲」の扱いで苦労しています(^^;)

今回のリハーサルでおもちゃのピストルを試してみると
火薬が湿っていたのか「カス」ばかりで鉄砲の音がしませんでした
(今回は練習期間中一度も使わずに、リハーサルで初めて使用しました)
本番は新品の箱から火薬を開けたのですが、
「カス」の不安を残したまま本番を迎えました。

またステージの都合上、指揮者の吉沢先生が演奏までに
ネタバレにならないように手提げ袋におもちゃのピストルを
入れて入場していたのが内輪的には微笑ましかったです。

何とか本番ではきちんと発砲できてやれやれでした(^^;)

でも、演奏会後は小学生(男子)に囲まれて大変そうでした
この年頃の男子にはおもちゃのピストルへの反応が大きかったようです。
posted by トトロ △◎/ at 23:36| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月22日

社(やしろ)小学校訪問演奏会

本日は当団として初めての訪問演奏会として
(有志ではこれまでも訪問演奏はありましたがオケ全体としては初めてです)
加東市立社(やしろ)小学校で訪問演奏会を開催しました

本日は同小のオープンスクール(所謂「授業参観」)
ということで集合の10時半はちょうど2時間目の終りと
重なり、体育館での授業発表を終えた小学生や保護者の
皆さんでごった返していまして、
私自身は大学時代や他団体での小学校訪問演奏会は過去に
何度も経験したのですが、いずれも演奏会場は空いている
状態で入るのが当たり前に思っていたので今回は
少々面食らいました(^^;)

雨の影響で湿度が高く、ムシムシしていたので
当初男性は黒上着を着る予定でしたが
上着を脱ぐことになったのは想定外でした(^^;)
吉沢先生からはこういうときは弦が切れることがあるので
弦が切れても動揺しないようにとの注意がありました。

photo01.jpg
加東文化振興財団提供)

午前中にゲネプロを終えて昼食を頂いた後
午後1時過ぎに演奏会は始まりました

photo05.jpg
photo04.jpg
加東文化振興財団提供)

司会は当団コントラバス奏者のY君
さすがにH市で小学校教諭をしているだけあって
手慣れた采配で上手くまとめながら予定時間ピッタリに
収めるというスゴ技を見せてくれました(^^;)

思えば彼も大学生1回生時に当団へ入団してから
早いもので9年になります。最近同じコントラバスに高校生の
F君が入団したことで触発されたものがあったのでしょうか

合宿時の日記に打楽器の写真がありましたが
実際の演奏時の写真は↓になります (筆者撮影)
photo03.jpg
(曲は"The Waltzing Cat")

今回はエキストラを全く入れなかったため
トランペットなし、打楽器も1人だけという制約された
条件での演奏となりました。それでも何とかしてしまうのは
このオケの特徴とでも言うべきでしょうか(^^;)

当団団長が社小学校の卒業生ということで
団長のトロンボーンと小学生全員による合唱で
校歌を演奏したのは企画としても面白かったです
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(筆者撮影)

以上色々とありましたので50分弱の短さとは
思えない程内容的に充実した演奏会でした。
11/20の当団定期演奏会の宣伝も出来ましたし
あとは将来当団へ入団を希望するような演奏者が
現れることを期待するだけです(^^;)

他にも加東文化振興財団様から頂戴しました
写真が他にもあります。近いうちにHPの写真館に掲載したいと
思いますのでどうかご期待下さい(;^^)

最後に事務連絡です
次回の練習は11/3(木・祝)です
時間は10:30〜15:30です
ちなみに11/3ですが、やしろ国際学習塾の
レストランは営業されるとの事です(^^;)
 
posted by トトロ △◎/ at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月15日

練習日記(2011.10.15)

早いもので合宿から1週間が経ちました
社小学校訪問演奏会を翌週に控えて、LOCホールの
舞台を下げて天井を高くして当日を意識した舞台設定にしました

今日の練習では、ある重要なフレーズで
あと1ミリのところ(音の「終わり際」の例え)の音の
処理に注意を払うよう指示がありました。

小学校演奏会では「浜辺の歌」や「ふるさと」を
演奏します。歌曲をオケだけで演奏する場合、歌詞がない分
歌詞を意識した表現を歌以上にハッキリつけないと
聴いている側に表現が伝わらないとの事でした。

今日の練習後、先日の記事の事もあり
「日本木管コンクール」の2次予選を聴きに行きました

さすがにモーツァルトの協奏曲を10回も続けて聴くと
聴き飽きるかなと思ったのですが、意外と個性が色々と
出ていまして飽きずに聴くことが出来ました(^^;)

ここで業務連絡です

次週22日(土)は社小学校の訪問演奏会です
楽器運搬をお願いしている方々は午前10時にやしろ国際学習塾へ
それ以外の方々は午前10時半に社小学校集合でお願いします

譜面台を個人で用意出来る方はご用意の程宜しくお願いします
(楽譜が風で飛ばないように洗濯バサミ等をご用意頂ければ幸いです)
なお、服装は黒服です
 
posted by トトロ △◎/ at 21:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月10日

合宿練習日記(2011.10.08-09)

前回の練習日記
「今年はどんなサプライズが起こるのでしょうか?」と
書きましたが、残念ながら昨年のような事はありませんでした(^^;)

今年は10月三連休の合宿ということで地域の秋祭や学校の
運動会などの影響で何名が途中参加・途中帰宅ということに
なりましたが、多くのメンバーが参加して熱気のある練習に
なりました。

特に、これまでの合宿では宴会疲れの出る2日目午後の合奏が
今回の合宿では非常に集中力が高く、これまでの練習で最初から
最後まで通した事のなかったボレロを今回の合宿で初めて通した
事も良かったのではないでしょうか

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上の写真は、社小学校の演奏会の時に当団打楽器奏者が
一人で演奏するために楽器を配置したものです。
この後さらにティンパニ2個を加えることになりました。
それにしてもこれだけの楽器を一度に操れるのは
本当に凄いと思います(^^;)

また、1日目夜に行われたミーティングでは
コントラバスのY君が社小学校の演奏会での司会を
務める事に決まりました。Y君は本職が小学校教員なので
司会ぶりが期待できるところです(^^;)

そのほかに来年3月のハートフルコンサートについても
話し合われまして、まだネット上で公にはできませんが
今後このようなことにも取り組むことは必要ではないかと
思います。

余談ですが、合宿先の新たんば荘で忘れ物をしまして
本日再度訪れることになりました(−−;)
皆様も忘れ物には気をつけましょう

次回の練習は15日(土)です
急遽追加になりましたので間違えないようにお願いします
posted by トトロ △◎/ at 20:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月01日

練習日記(2011.10.01)

ブログに記事を何件か連続して書いたせいか
練習日記は久々のような気がします(^^;)

早いもので来月20日が当団の定期演奏会です
その前に小学校訪問演奏会があるため思ったよりも
練習日程がタイトになっています。

先月3日の練習が台風のため中止となった代わりに
10月15日(土)に追加練習が行われることに
なりました。練習日程にご注意願います。

小学校訪問演奏会では事情により通常の演奏会よりも
小さな編成で演奏する事になるため管楽器・打楽器では
一人何役かをこなさなければなりません

それでも管楽器は楽譜上だけの一人何役ですが
打楽器は色々な楽器を同時に演奏しなければなりません
今日の打楽器のOさんはその意味で大活躍でした(^^;)

今日の指摘ポイントとしては
ゆっくりとした曲で低弦のピチカートが入るところでは
呼吸をしっかり取ることで合わせやすくなるとの事でした

次週は篠山で合宿です
練習もさることながら
今年はどんなサプライズが起こるのでしょうか?(^^;)
 
posted by トトロ △◎/ at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする