2017年09月30日

交響曲第8番(ドボルザーク作曲)その3

その1 その2 より続く

本稿では「トランペットのファンファーレから始まる第4楽章」について書きます

色々な楽器の集合体であるオーケストラ(管弦楽)のための
ソナタの事を交響曲と言います(リンク先参照

なので、単独の楽器による独奏・ユニゾンというのは
「交響曲」という様式としては非常に異質で、更に
それを楽章の冒頭に持ってくるというのは非常にレアだと思います
(#本稿では「他の楽器を伴わない演奏」という意味です)
私の記憶にある範囲で他に該当するものとしては

シューベルト:交響曲第8番(9番)「グレート」第1楽章冒頭のホルン(2管のユニゾン)

メンデルスゾーン:交響曲第5番「宗教改革」第4楽章冒頭のフルート独奏
(厳密には第3楽章とアタッカになっていてチェロ・バスの音が第4楽章最初の拍まで残っています)

マーラー:交響曲第5番 第1楽章冒頭のトランペット独奏
(第3楽章冒頭の独奏ホルン以外4管のユニゾンも対象かな?フルスコア見当たらないので自信なし)

ブラームス:交響曲第4番 第2楽章冒頭の第3・4番ホルン2管によるユニゾン

一応、1小節はその状態が続くことを基準にしていますので
ベートーベン「第九」第3楽章冒頭のファゴットはこの条件に入りません(^^;)
#他にそのような例がありましたらご教示願います 

(2017.10.1 追記)
ベルリオーズ:幻想交響曲 第3楽章のコールアングレもそうだったかな?
(スコアが手元にないので自信なし)

思ったよりも色々な例がありましたが
これらの殆どが静かに演奏するような所であることに対して
ドボルザークの交響曲第8番終楽章冒頭のトランペットは
賑やかなファンファーレでして
その点で際立っているように思います。

更に変わっているのは、賑やかなファンファーレで始まるのに
そのまま賑やかに展開せず、ファンファーレの後はチェロによる
牧歌的な主題が始まります
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2017年09月18日

交響曲第8番(ドボルザーク作曲)その2

その1)より続く

本稿では「交響曲にしては珍しい優美なワルツを取り入れた」について書きます

交響曲では基本的に複数の「楽章」で構成される
一種の「組曲」ですので(厳密には「組曲」と「交響曲」は違うのですが)
2拍子や4拍子ばかりでは、もちろん急緩織り交ぜているのですが
それでも目先を変えるために3拍子の所も入れたくなるわけで
例外もあるのですが、大概の交響曲では3拍子の楽章が1つだけ含まれています

この3拍子の楽章はハイドンやモーツァルトの時代(古典派)ではメヌエットでしたが
ベートーベンがスケルツォを取り入れてからはスケルツォが主流になりました
ベートーベンの第1番の交響曲ではメヌエットと題されていますが、実質的にはスケルツォだといわれています)

私が知る範囲で交響曲の3拍子の楽章に
ワルツが取り入れられているのは、ドボルザークの8番以外で

ベルリオーズ「幻想交響曲」(第2楽章)
チャイコフスキーの5番(第3楽章)です

他にありましたらご教示願います(^^;)

ドボルザークの8番(第3楽章)をワルツと表現しましたが
楽章の最後に2拍子のコーダがあるので
学問的には「舞曲」という事になるのだそうですが
雰囲気的にはワルツと言っても差支えないのではと思っています(^^;)

もう少し掘り下げたいところですがこの辺りで失礼します
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2017年09月09日

交響曲第8番(ドボルザーク作曲)その1

9月は練習日記に代わり定期演奏会メイン曲の
曲目解説(怪説?)を書きます

いつものようにWikipediaによる曲目解説はこちら
作曲者のドボルザークについてはこちらのリンクを参照

演奏会パンフレット裏面に私が書いているものを最初に紹介します

今回の演奏会ではドボルザーク作曲の交響曲第8番を取り上げます。
作曲者のドボルザークはチェコの首都プラハ近郊の小さな農村で生まれ育ったということもあり、主に弦楽器で奏でられる田園風景を想わせるようなメロディや、木管楽器が奏でるさまざまな鳥の鳴き声を模したフレーズが全楽章に亘り演奏されます。
また、交響曲にしては珍しい優美なワルツを取り入れた第3楽章や、トランペットのファンファーレから始まる第4楽章と合わせて、色々な楽器の聴きどころをてんこ盛りに詰め込んだ心象風景のアルバムと言える作品です。
「スラブ舞曲」などでも知られるドボルザークの交響曲の中でも特に民族色の強い作品でありながら、世の東西を問わず親しまれる普遍的な「ふるさと」がこの曲にはあります。加東フィルによる心の「ふるさと」をどうか楽しみにしてください。


本稿(その1)では
「木管楽器が奏でるさまざまな鳥の鳴き声を模したフレーズ」について取り上げます

勿論、この曲は標題音楽ではありませんので
どのようにイメージしようとも自由なのですが
高い音・低い音の2音で区切って演奏されるところは
よく「カッコウ」に例えられます(#文章で表現しにくい)

参考サイトでは
ベートーベン「田園」マーラー「巨人」が紹介されています

ベートーベン「田園」では クラリネットで実音の「レ」「シ♭」(3度)
(第2楽章 131小節目 楽譜表記は in B♭で「ミ」「ド」)

マーラー「巨人」では クラリネットで実音の「レ」「ラ」(4度)
(第1楽章 30小節目 楽譜表記は in B♭で「ミ」「シ」)

ドボルザーク8番では 第1楽章 121小節目に
フルートとオーボエで 実音の「ラ」「レ」(5度)
・・・これをカッコウに入れて良いのかどうか分かりませんが(^^;)
色々な音のカッコウがあるようです

他の鳥の表現についてもこちらのサイト
右側リンクを参考に探されても面白いと思います。(^^;)

(その2へ続く)
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2017年08月14日

歌劇「魔弾の射手」序曲(ウェーバー作曲)

当ブログにこの曲の紹介を書いていなかったことに
今頃気が付きました (^^;)

いつものようにWikipediaによる解説はこちら
作曲者ウェーバーの紹介はこちら

物語としては
ドイツに古くから伝わる伝説に登場する、7発中6発は必ず望んだところに命中するが、
残りの1発は悪魔の望むところへ命中する「悪魔の弾」を持つ射撃手の話で
恋人との結婚を認めてもらうために「悪魔の弾」を手に入れて射撃大会に出場し、
そのおかげで6発目までは正確に標的を射抜いて上々の成績を収めるのですが
いよいよ問題の7発目・・・その結果は前述のリンクを見てください(^^;)

曲としては弦楽器のユニゾンによる荘厳な序奏の後
ホルン4重奏による讃美歌を元にしたメロディを演奏します
1821年初演なので当時のホルンはバルブの無いナチュラルホルンでした
そのため1つのメロディを1番奏者と3番奏者が交互に演奏します
(1・2番奏者はF管、3・4番奏者はC管の楽器を使用していました)
2・4番奏者は1・3番がメロディを演奏するところの下支えをします

その後は不安にさせるような所や、クラリネット独奏による神秘的な所
大見得を切る所、歌劇の中に出てくる色々なテーマが出てきて
華やかに序曲の最後を締めます(別参照)

しかし、この歌劇に出てくる有名な「狩人の合唱」のメロディは
なぜか序曲の中には出てきません。
当団定演で一緒に演奏するバイオリン教室生のステージで
「狩人の合唱」を演奏する年もありますので、今年は分かりませんが
ありましたら面白いと思います (^^;)

いつものように取りとめのない解説になりました

(8/15一部修正)

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2017年02月26日

ワルツ「酒、女、歌」(J.シュトラウス2世作曲)

当団スプリングコンサートで恒例(?)のワルツですが
今回はJ.シュトラウス2世「酒、女、歌」を取り上げます
作曲者についてはこちらを参照

この作品は宗教改革で知られるマルティン・ルター
「酒と女と歌を愛さぬ者は、生涯馬鹿で終わる」 (^^;)
という格言(?)に由来して後世創られた詩に
J.シュトラウス2世が曲をつけた作品で
1869年に男声合唱により初演されました。
J.シュトラウス2世の十大ワルツの一つに挙げられます

リンク先の解説にもある通り、並外れて長い導入部
(イントロ)を有するので、今回の演奏会では最初の99小節を
省略して100小節目のアウフタクトからの演奏開始になります。

一般にウィーンのあるオーストリアはカトリック系と言われていますが
プロテスタントの創始者であるルターの言葉を
取り上げるのはちょっと不思議な感じがします(^^;)

男声合唱曲として創られたということなので
どのような歌詞なのか興味深いのですが
調べた範囲では全体の日本語訳は見つけられませんでした
参照ページでは第1ワルツ部分の歌詞として
さあ注げ、それ注げ……フランケン・ワインをたっぷり注げよ、なければ愛しのオーストリア産参照ページ引用)
と歌われています。

この「フランケン・ワイン」というのが気になりまして調べてみると、
代表的なドイツワインのモーゼルラインとも違って
ドイツワインは、一般に女性に例えられるのに対し、フランケンワインだけは常に男性的とされている。(参考サイトより引用)
ということで、
機会がありましたら飲み比べてみたいものです(^^;)

この曲の原題は「Wein, Weib und Gesang」なのですが
「Wein」(ワイン)、「Gesang」(歌)は分かります
ところで、和独辞書で「女」を引くと「Flau」が出てきます
「Weib」を引くと、確かに「女」も出てきますが
どちらかというと「かかあ(母)」「女房」のニュアンスに
なるようです(^^;)

いつもながら話が脱線しました

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posted by トトロ △◎/ at 16:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月19日

行進曲「ワシントン・ポスト」(スーザ作曲)

今回のスプリングコンサートではスーザ作曲の
「ワシントン・ポスト」を取り上げます

作曲者のスーザについてはこちらを参照ください

曲名にあるワシントン・ポストという新聞社
1889年に当時アメリカ海兵隊楽団長であった
スーザに表彰式用の音楽として依頼した作品で
同氏の代表的な作品の一つに挙げられます

曲の冒頭リズムセクションを除くほとんどの楽器が
半音階でイントロを演奏するのが特徴的です。
他にも特徴的な点としてはトリオと呼ばれる中間部から
イントロへ戻らずに終わる所が挙げられます
(「星条旗よ永遠なれ」も同様の形式ですが行進曲としては例外的です)

8分の6拍子の軽快で華やかなメロディは
スプリングコンサートに相応しいように思われます。

スーザの行進曲は吹奏楽で演奏される機会が多いのですが
管弦楽では吹奏楽と調性が違うため一味違って聴こえるので
その点もまたお楽しみ下さい。
posted by トトロ △◎/ at 16:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月22日

ワルツ「ウィーン気質」(J.シュトラウス2世)

※2016.09.17の練習には出席していましたが
練習日記については書くのを断念しました m(_ _;)m


今回の「第九特別演奏会」では以下の曲目を演奏します

<オケ単独>
組曲「水上の音楽」よりアレグロ(ヘンデル/ハーティ編曲)
歌劇「セビリアの理髪師」序曲(ロッシーニ)
ワルツ「ウィーン気質」(J.シュトラウス2世)

<オケ・合唱合同>
加東市応援歌「勇躍加東」(キダ・タロー)
唱歌メドレー「ふるさとの四季」(源田俊一郎編曲)
交響曲第9番「合唱つき」より第4楽章(ベートーヴェン)

という事で
J.シュトラウス2世作曲のワルツ「ウィーン気質」を
今回取り上げます

いつものように wikipedia による曲目解説はこちら
作曲者の紹介はこちら

ちなみに、後年シュトラウス自身により同名のオペレッタ
作られていますので区別するために敢えて”ワルツ”を表記します

9/17の練習時に吉澤先生がシュトラウスの「十大ワルツ」を
話題にしていましたが
とりあえず wikipedia によると

(作品番号順)
 朝の新聞
美しく青きドナウ
 芸術家の生活
 ウィーンの森の物語
酒・女・歌
 千夜一夜物語
 ウィーン気質
南国のバラ
春の声
皇帝円舞曲

上記10曲中、当団では過去に※印の5曲を演奏しています
それ以外に当団では「加速度円舞曲」も演奏しています

確かに「朝の新聞」や「千夜一夜物語」はあまり馴染がないように思います

ところで「ウィーン気質」の「気質」は「かたぎ」と読みますが
同じ「気質」と書いて「きしつ」と読む場合もあります
では、「かたぎ」と「きしつ」の違いは何でしょうか?

「かたぎ」とは
 その身分・職業などに特有な、気風・性格

「きしつ」とは
 気立て、気性、心理学で、一般的な感情傾向から見た、個人の性質

(上記は google より引用しました

上記説明によれば「かたぎ」とは属する集団によるものであり
「きしつ」とは個人に関わる事になりますので
「ウィーン気質」は「ウィーンかたぎ」であって
「ウィーンきしつ」にはならない訳です (^^;)

いつもながら本題から外れてしまいました(^^;)
 
posted by トトロ △◎/ at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月21日

勇躍加東(キダ・タロー作曲)

今回の第九特別演奏会では
加東市応援ソング「勇躍加東」が合唱団と合同で演奏されます



歌詞はこちらを参照

加東市発足から2年後の2006年に公募で選ばれた
加東市在住の宮田賢三さん作による歌詞に
関西のTV番組・TVCM音楽で有名なキダ・タローさん作による
親しみやすいメロディに乗せて歌われます

このたび市制10周年を記念して管弦楽編曲版を
作りまして今回の演奏会で初披露いたします

所謂「サビ」の部分同じ歌詞を4回繰り返します
1番では「活力満ちる我が加東」×4回
2番では「元気が集う我が加東」×4回
3番では「夢あるまちぞ我が加東」×4回
この繰り返しがツボにハマるように思われます(^^;)

posted by トトロ △◎/ at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月10日

鍛冶屋のポルカ(ヨーゼフ・シュトラウス)

今回の曲目紹介はファミリーコンサートで演奏する
曲目の「鍛冶屋のポルカ」です
当団(旧やしろフィル時代含む)で過去最も多く
演奏された曲ではないかと思われます (^^;)

いつものようにwikipediaによる解説はこちら
作曲者についてはこちら
ワルツ王として有名なヨハン・シュトラウス二世の弟です)

耐火金庫のメーカーの記念舞踏会のために作られた
楽曲ということで、原題の"Feuerfest"とは依頼先の
宣伝文句である「抜群の耐火性」という意味です(^^;)
それが日本語の題として「鍛冶屋」を当てられています。

「鍛冶屋」は日本では結構各地にある地名でして
兵庫県内各地にもこの地名があります。
郵便番号一覧表によると
「鍛冶屋」のある市町
神戸市兵庫区多可郡多可町高砂市
たつの市豊岡市
姫路市(但し「鍛冶町」)

「鍛治屋」のある市町
明石市加西市神崎郡神河町(「鍛治」のみ)
美方郡香美町三木市南あわじ市

「にすい」の「冶」と「さんずい」の「治」があります
本来なら「冶金(やきん)」という言葉がありますので
(意味:鉱石から金属を精製したり、それから合金を作ったりする技術)
「にすい」の「冶」を使うのが正しいと思うのですが
書き間違いから変わったような例もありますので
色々な鍛冶屋が存在するのだと思います。

ところでwikipediaによると
刀鍛冶・鉄砲鍛冶が城下町に集められたケース(姫路市や明石市など)
農具・山林刃物の鍛冶(多可町・三木市・加西市など)
漁具の鍛冶(南あわじ市など)

そういうわけで「鍛冶屋」という地名が兵庫県内各地にあるようです
(ほかに「金屋」という地名も数件見受けられました)

話が脱線したついでに
「鍛冶屋のポルカ」を演奏するときに打楽器奏者が叩く
金床に代えて当団では
鉄道のレールを切断したものを使います
こちらは脱線しないようにしたいものです

おあとがよろしいようで (;^^)
 
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2016年03月18日

交響曲第9番「合唱付き」第4楽章(ベートーヴェン)その6

その5より続く)
今回も2010年8月の旧ブログ過去記事からの転載です

<その6>
>某日の練習の中では第九の歌詞についての
>吉沢先生の解釈の説明も交えての練習になりました
>それにつきましてはまた稿を改めることにします

時間がかなり経過しましたが(^^;)
上記について書いてみます


第4楽章の冒頭は突然の嵐のような序奏から始まり
チェロ・コントラバスによるレチタティーヴォ(叙唱)
による問いかけ(人生に必要なものとは?)

第1楽章の回想(苦悩との闘い)

チェロ・コントラバスによる否定(違う!)

第2楽章の回想(快楽)

チェロ・コントラバスによる否定(違う!)

第3楽章の回想(安らぎ)

チェロ・コントラバスによる否定(そうかも知れないがどうだろう)

そして「歓喜の主題」が現れる

ところで、
第3楽章の回想(安らぎ)の後のチェロ・コントラバスの
レチタティーヴォは否定とまでは言えないのではないかと
個人的に思う次第です。

でも適切な表現というのは難しいものですね(^^;)

**************

※ 過去記事シリーズはここでひとまず終了します
posted by トトロ △◎/ at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月17日

交響曲第9番「合唱付き」第4楽章(ベートーヴェン)その5

その4より続く)
今回も2010年8月の旧ブログ過去記事からの転載です

<その5>

前回に引き続き強弱記号の話です

改めて言うまでもない話ですが
「f」フォルテは強く
「p」ピアノは弱く
であり、音量の大小ではありません

強くすることで音量は大きくなりますが
音量の大小とよく混同されます

普通は「f」と書いてあればその場所から
「強く」であり、他の強弱記号が出てくるまで
その強さを保つ事とされています。

ところがベートーヴェンの楽譜ではしばしば
音符毎に「f」が付けられているケースがあり
特に第九の第4楽章では管楽器・合唱の譜面に
そのような所がよく見受けられます。
(主に附点二分音符が続くところ 譜例720小節目付近

Wikipediaの「強弱法」のところにも
>ベートーヴェンはしばしばスフォルツァンドの意味でフォルテを使用している
(引用終わり)
と紹介されています。

それにしても音符一つ一つに
「フォルテ」「フォルテ」「フォルテ」・・・
と書かれていたらそれだけでも疲れてしまいます(−−;)

それでも、音符一つ一つに「ピアノ」が付いているのは
見たことがありません(^^;)
 
(その6へ続く)
posted by トトロ △◎/ at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月16日

交響曲第9番「合唱付き」第4楽章(ベートーヴェン)その4

その3より続く)
今回は2010年8月の旧ブログ過去記事からの転載です

<その4>

今から約20年前、私は現在の会社の東京事務所勤務をしていまして
その時に入っていたアマチュアオーケストラ(埼玉フィル)で
ベートーヴェンの「第九」を演奏しました。

その頃私は20代後半で、まだオーケストラの中で吹き始めた所で
(埼玉フィルが私にとって最初のオーケストラで、入団してまだ1年目でした)
「in D」で書かれた楽譜に悪戦苦闘しながら2番ホルンを吹いていました

その当時埼玉フィルでお世話になったファゴット吹きの方から
「この曲にはmp(メゾピアノ)やmf(メゾフォルテ)が出てこない」と
教えられまして、「本当かな?」と思いながらフルスコアを
目を皿のようにして(?)全てのページを見てみました。

すると、確かに第1楽章の最初から第4楽章の最後まで
(私の持っているフルスコアで296ページになります)
mpやmfが1ヶ所も出てきませんでした。

そのことは
@ ベートーヴェンの作品にはmpやmfが無い
A ベートーヴェンの時代にはmpやmfが無い
B 「第九」だけ(?)がmpやmfが無い
上記のどれなのかが今でも気になっています

少なくともベートーヴェンより後の時代にあたる
ブラームスの作品にはmpやmfが出てきます
交響曲第1番など)

確かにベートーヴェンの他の交響曲などのスコアを見ても
mpやmfが出てくるような記憶も無いですし
モーツァルトの作品でもあまり見かけないように思いましたが
研究者ではありませんので全ての作品の楽譜を見ていませんので
@ A B ともに断定できる状況ではありません

どうやって調べればよいのかも分かりませんので
誰かご存知の方いらっしゃいますでしょうか?

補足:wikipedia より「強弱法」

その5へ続く)
 
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2016年03月15日

交響曲第9番「合唱付き」第4楽章(ベートーヴェン)その3

(その2)より続く
今回も2010年7月の過去記事からの転載です

<その3>

前回に引き続き歌詞に出てくる単語を取り上げますが
前回は単語の頭に注目しましたので
今回は単語の終りに注目したいと思います(^^;)

「第九」の歌詞の中で何箇所か「t」で終わる単語があります
例えば主要な文節の最後に来る単語を挙げてみますと

 geteilt 「分割」
 weilt 「宿る」
 Gott 「神」
 Welt 「世界」
(上記単語の日本語訳はGoogle翻訳による)

この「t」には母音がありませんので「ト」にはならず
あくまでも「t」のみの発音になります
合唱指導ではよく「つばを飛ばすように」とか
「梅干しの種を飛ばすように」とか言われます。
本当に飛ばされると前で演奏している奏者は
困ってしまいますが・・・(;^^)

それはさておき

上記の4つの単語の中でも「Welt」という言葉は
特に重要視されているように思います。

「Welt」の単語が出てくる小節番号を全て挙げてみますと

 602小節目「!」(男声合唱全員)
 610小節目「!」(合唱全員)
 638小節目「?」(合唱全員)
 662小節目「!」(合唱アルトのみ)
 670小節目「!」(合唱アルト・テノール)
 678〜684小節目(合唱バスのみ)
 686小節目(合唱ソプラノのみ)
 688小節目(合唱バスのみ)
 690小節目(合唱ソプラノのみ)
 692小節目「!」(合唱ソプラノのみ)
 708小節目「!」(合唱バスのみ)
 716小節目(合唱ソプラノ・テノール)
 718〜726小節目「!」(合唱ソプラノのみ)
 720〜721小節目「!」(合唱テノールのみ)
 728〜729小節目「!」(合唱ソプラノのみ)
 729小節目「!」(男声合唱全員)
 737小節目「?」(合唱テノールのみ)
 858小節目「!」(合唱全員)
 860〜863小節目「!」(合唱全員)
 883小節目「!」(合唱全員)
 885小節目「!」(合唱全員)
 887小節目「!」(合唱全員)
 891小節目「!」(合唱全員)ff
 893小節目「!」(合唱全員)ff
 899小節目(合唱全員)
 903小節目「!」(合唱全員)

ここで気がつく事として

<その1>
演奏の楽譜と照らし合わせて頂くとよくわかるのですが
「!」の付いた小節番号のところは曲の中でも盛り上がる所になります
この「!」は実際の歌詞の上で「Welt」の後に「!」が入ります。
891893小節目はフォルテッシモが付いています)

もちろん「?」のついている所は「Welt」の後に「?」が入りまして
オケ側も音的に「?」の付く音にする必要があると思います
(音程がズレているとかではなく・・・)

実はこの稿を書き始めた時、全ての「Welt」に「!」または「?」が入るものと思っていましたが、
二重フーガの所などに「!・?」の付かない「Welt」がある事が分かりましたので軌道修正しました(^^;)


<その2>
独唱者(ソリスト)の歌詞には「Welt」が出てきません
(間違っていたらスミマセン)
「世界」を表現するなら合唱で!という事でしょうか?(^^;)

<その3>
上記の中で何箇所かは「Welt」と歌いながら長く伸ばしたり、
678〜684小節目(合唱バスのみ)』については
「Welt」の歌詞のままフレーズで音が動くのですが、この場合

たぶん「We〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜lt」と歌うように思うのですが
たいていの楽譜には「Welt〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」と書かれているので
「t」の発音のままどうやって音を伸ばすのだろうと考えると
夜も眠れなくなってしまいます(^^;)

#もしかすると「Wel〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜t」でしょうか?(^^;)

思ったよりも長編になりましたので本日はこの辺で失礼します。
 
その4へ続く)
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2016年03月14日

交響曲第9番「合唱付き」第4楽章(ベートーヴェン)その2

(その1)より続く
今回も2010年7月の過去記事からの転載です

<その2>

2回目は歌詞についてなのですが
ネットで「ベートーヴェン 第九 歌詞」で検索をかけると色々と
出てきますので内容についてはそちらに任せる事として(おいおい)

この歌詞中でよく出てくる単語を数点挙げてみます
 "Freude"(歓喜)
 "Brüder"(兄弟)
 "Flügel"(翼)

他にも色々あるのですが、特にこの3つを採り上げたのは
この3語に共通しているのは日本人に馴染みのない
「二重子音」であることです。

一般的に歌詞を憶える場合それぞれ
「フロイデ」「ブリューダー」「フリューゲル」
なのですが、「フ」や「ブ」に対応する「ウ」の母音がありません

よく陥りやすく合唱指導の際に指摘される点としては
「フ」や「ブ」が拍の頭に来てしまう事です
本当はその後に出てくる母音が拍の頭に来るように歌うのですが
そうすると「フ」や「ブ」が拍の頭より早くフライング気味に
入らなければなりません

その意味では楽器演奏とはまた違った難しさがあるように思います

次回は何を採り上げようかな?(^^;)

その3へ続く)
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2016年03月13日

交響曲第9番「合唱付き」第4楽章(ベートーヴェン)その1

7月のファミリーコンサートもまだですが
11月の「第九」に向けての練習が始まりましたので
おさらいとして旧ブログで書いた曲目解説を再掲載してみます
(旧ブログの2010年7月および2010年8月初出分、一部表現・リンクを再調整しています)

<その1>

ベートーヴェン「第九」交響曲
この曲を演奏する上でオケ・合唱両方の立場から色々
考えないといけない点を思いつくままに書きたいと思います

まず1回目として

合唱にとってオケの伴奏で歌うというのは
あまり機会がないものでして
(加東混声合唱団はその点珍しいと思います)
合唱側は普段の練習ではピアノ伴奏で練習します

歌う直前に音程を取るときに、
ピアノで音程を取るのに慣れてしまうと
オケとの合奏に変わると「音程が分からない」状態に
陥ります。特に631小節目の男声は音程が
取りにくいと思います

トロンボーンなどの管楽器が合唱と連動している
箇所もありますが、全部が全部そうではないので
オケの音の中から基準となる音を探さなければなりません

また合唱から見ればオケの演奏は「伴奏」なのですが
オケから見ると「合唱付の交響曲」なのでオケとしての
演奏を中心に考えています。ですから合唱の事まで配慮できる
余裕はありませんので、オケの中でどの音を聞きながら
歌うのかを予め把握しておく必要があります

とりあえず第一回目はこのぐらいにしたいと思います。
次回は歌詞に触れてみたいと思います。
 
その2へ続く)
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2016年02月06日

歌劇と喜歌劇とミュージカル

今回のスプリングコンサートでは
当団が 歌劇「魔笛」序曲(モーツァルト) と
喜歌劇「こうもり」序曲(J.シュトラウス2世)
西脇小学校オーケストラ部が
ミュージカル「オペラ座の怪人」(アンドルー・ロイド・ウェバー)
を演奏します。

奇しくも3種類の歌で演じる演劇作品を取り上げます
他にも演劇に伴う音楽としては当団で演奏したことのある曲の中では
「ペール・ギュント」組曲(グリーグ) や 「ペレアスとメリザンド」(フォーレ)
「アルルの女」(ビゼー)などもありますが、これらは劇中のBGMであり
演者がセリフとして歌うものではないので本稿では除外します。

・・・本題に戻ります。
「歌劇(オペラ)」「喜歌劇(オペレッタ)」「ミュージカル」
違いについて色々と調べてはみたのですが(一応 wikipedia のリンクを記載)
結果的にはよく分かりませんでした。 (^^;)
(更には、ワーグナーの「楽劇」というものまで含めると訳分からない)

個人的なイメージとしては
歌劇(オペラ): ヨーロッパの王侯貴族の依頼により創られたもので
曲間のセリフにも音楽(レチタティーヴォ)が付けられているもの

喜歌劇(オペレッタ): ヨーロッパの市民階級のために創られたもの

ミュージカル: アメリカで発展したものでダンスを踊りながら歌われるもの

・・・と思うのですが、勿論例外もありまして
「魔笛」はモーツァルトの歌劇としては珍しく市民向け劇団のために
創られていますし、曲間はレチタティーヴォではなく普通に
セリフで語られています。

また、近年オペラとして創られた作品には王侯貴族は関係ありません
言語についてもオペラではイタリア語で創られた作品が多いですが、
「魔笛」はドイツ語ですし、近年は日本語も含めて色々な作品があります。

オペラ・オペレッタでもダンスはありますが、
基本的にオペラ・オペレッタにおいて歌手はマイク等の
音響装置を使わない事を前提にしているので
歌手とダンサーはそれぞれ別の演者が担当しています
(ヨーロッパの歌劇場にバレエ団も保有しているのはそのため)
一方ミュージカルでは歌手が歌いながら踊ります。
そのためミュージカルでは歌をマイク等の音響装置で拾うことを
前提としています。

一番大きな違いは前述の点ではないかと思いますが 
音楽面で何か上手く違いを言い表す表現が無いかと思っていたら
指揮者・作曲家として有名なレナード・バーンスタインによると
歌によってドラマが進行するのがオペラで、
ドラマの結果としての感情を歌に託するのがミュージカル

(出典:wikipedia「ミュージカル」
と仰せられてまして、私自身色々な作品に詳しい訳ではありませんが
何となくしっくりと来るような気がします。
 
本日はこの辺で失礼します (^^;)
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2016年01月31日

常動曲(J.シュトラウス2世)

2/28のスプリングコンサートで演奏する曲の紹介です
『無窮動』(むきゅうどう)とも呼ばれることもありますが
ここでは『常動曲』とします。

いつものようにWikipediaでの紹介はこちら
作曲者のJ.シュトラウス2世についてはこちら

Wikipedia上の解説が少ないので今回も話が逸れそうです(^^;)

40代以上の世代にとっては
作曲家・指揮者として活躍された故山本直純さん司会による
TV番組「オーケストラがやってきた」のテーマ曲といえば
馴染があるかと思われます (^^;)
(放送が終了した1983年時点で私は高校生でした)

この曲の中間部でホルンが演奏するメロディーに合わせて
「オーケストラがやってきた〜♪ オーケストラがやってきた〜♪」
という歌詞をつけて観客も一緒に歌うのが
この番組開始時の「お約束」でした

前に紹介した「加速度円舞曲」がテンポの緩急の変化を
楽しむ曲であるならば、この「常動曲」はテンポが一定で
「オーケストラがやってきた〜♪」のフレーズを
主題とする変奏曲のような形になってまして、
それがいつまでも続くような構成になっています。

実際、どのようにこの曲を終わらせるのか
今の時点ではよく分かりません (^^;)

「加速度円舞曲」の項でも書きましたが
J.シュトラウス2世の活躍した時代は様々な機械が
続々と発明された時代であります。

その過程で「永久機関」というものも真剣に研究されていた
時代でもあり、そのことが『無窮動』(むきゅうどう)という
題名に繋がったのではないかと思われます (^^;)

「音楽の冗談」というサブタイトルが付いている通り
聴いていて楽しくなる曲なのですが、一方で楽器によっては
演奏が結構大変な曲です。それでも「大変さ」を感じさせない
演奏が出来るようになりたいものです。(^^;)
 
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2016年01月11日

タイプライター(L.アンダーソン)

2月28日開催のスプリングコンサート
曲目紹介第2弾です
・・・今回も間違いなく話が逸れます (^^;)

Wikipediaによる曲目解説はこちら
作曲者(ルロイ・アンダーソン)の紹介はこちら

今回、当団ではこの曲の演奏にあたって
本物のタイプライターを使用します
DSC_0956.jpg

パソコンの普及した現在では、紙に文字を印字する方法としての
タイプライターの役割は99%終わってしまいましたので
(英文においてはカーボン複写が必要なケースに限定されました)
タイプライターという曲名が通用するのかという心配はありますが
L.アンダーソンの名作と言っても差支えないと思います (^^;)

タイプライターそのものは使われなくなりましたが
パソコンのキーボードの「qwerty配列」に残っています

この曲では曲中の所々でベルが鳴るのですが
ベルが鳴るにはそれなりに意味がありまして、

タイプライターには1行に印字できる範囲が決まっているので
単語の途中で文字が打てなくなるのを防ぐよう改行を促すため
ベルが鳴るようになっています。

ですから
実際には「文字を打つ」⇒「ベルが鳴る」⇒「文字を打つ」⇒「改行」
という場合と ベルが鳴らないうちに「改行」というのがありますが
「ベルが鳴る」が連続するような事はないと思います (^^;)

今回の演奏で使うタイプライターではベルが付いていない(?)ので
ベルは別モノなのですが、打楽器の人数が限られてますので
こういう手(足)を使います (^^;)

DSC_1687.jpg

また、この曲に限らず普通ヴァイオリンは1stと2ndに
分かれているのですが、当団ではこの曲と「フィドル・ファドル」では
ヴァイオリン全員が1stのパートを弾きます。その点にもご注目ください。

いつもながら取りとめのない話でした。
 
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2015年12月29日

ワルツ「加速度円舞曲」(J.シュトラウス2世)

来年2月28日開催のスプリングコンサートの
曲目解説第1弾として今回この曲を取り上げます。

img134a.jpg

いつものようにWikipediaによる曲目解説はこちら
作曲者J.シュトラウス2世についての解説はこちら

で、Wikipediaには
「初演は1860年の2月14日に、ゾフィエンザールにおいて催された
技術者舞踏会で行われ、作品はウィーン大学の技術学生に献呈された」
引用終)

そのくらいしか書かれていないので今回も話が逸れそうです(^^;)

以前の「美しく青きドナウ」の解説でも書きましたが
作曲された時代が日本で言えば幕末〜明治維新の頃にあたり
この時代は激動の時代だったといえます
ちなみに作曲された1860年でいうと日本では桜田門外の変
井伊大老が暗殺された年であり、アメリカではリンカーンが大統領に
当選、その直後に南部諸州が独立宣言して翌年に南北戦争が始まります

その一方で、科学技術の発展も進んだ時期であり
(悲しいことに戦争がこの時期の進歩に大きく寄与している)
吉澤先生とFgのFさんが大好きな鉄道も1830年に英国で
世界初の蒸気機関車による旅客鉄道が出来て以降、
公共交通機関として鉄道が欧州各地で建設されるのでした。
参照サイトはこちら

「加速度」というと私自身大学の専攻が物理学でしたので
どうしても a = dv/dt の数式から離れられないのですが (^^;)
速度が時間とともに変化するという意味で、要所要所で
テンポを速めていくところは曲名にピッタリだと思います。

話題を変えて、Wikipediaの解説に書かれていた
「ゾフィエンザール」に注目すると2001年までウィーンに
実在したホールで1950〜80年代にかけてはウィーンフィルの
レコーディングにも使われていた所だそうです。
(参考サイトはこちらこちら

それにしても「技術者舞踏会で行われ」とありますように
当時は色々な職業の集まりが「舞踏会」というのも
ウィーンらしいのかなと思いました (;^^)

いつものように取りとめのないない解説になりました。
また来年もご愛読のほど宜しくお願いいたします m(_ _;)m
posted by トトロ △◎/ at 11:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月15日

ハンガリー舞曲第1番(ブラームス)

今回の定期演奏会の曲目紹介も最後の1曲となりました

いつものように詳しくはこちらを参照ください(#おいおい)

ブラームスが所謂「ジプシーロマ)音楽」を基にして
ピアノ連弾用に編曲した作品集の中の今回演奏するのは第1番になります。

有名な第5番・第6番(ともに当団の演奏会でもよく演奏します)は
管弦楽編曲がブラームス本人ではないのに対して
今回の第1番はブラームスご自身が管弦楽用に再編曲した作品になります

で この稿で私が注目したいのは「編曲」ということです

簡単に言うと、メロディを作るのが「作曲」で
メロディに伴奏を当てるのが「編曲」です。

メロディと伴奏を一緒に「作曲」する事もありますが
メロディを基にして聴きやすいようにお膳立てする作業が
編曲ということになります

最初のリンクの記事にもある通りブラームスがレメーニという
ハンガリー出身のヴァイオリン奏者と演奏旅行した際に
レメーニから教えられたロマの民族音楽を基にして
ブラームスがこの作品(ハンガリー舞曲集)を発表しました。

この舞曲集がとにかく売れまくったので、レメーニは盗作であると
ブラームスを相手取って訴訟を起こしたそうですが、
ブラームスは自分の作曲ではなく編曲であると主張していたため
ブラームス側が勝訴したとの事です。

後に、ブラームスはドヴォルザークにアドバイスして
ドヴォルザークは「スラブ舞曲集」を発表するのですが
こちらは特徴を取り入れただけでオリジナルであるということで
「作曲」となっています (^^;)

ところで、ハンガリー舞曲第1番にはブラームス自身による演奏の
録音が残っているそうです。(こちらを参照
1889年12月にトーマス・エジソンの発明した蓄音器により
録音してこれが史上初の音楽家によるレコーディングということだそうですが

・・・演奏が判別できません (;−−)

ともかく、この曲がハンガリー出身のヴァイオン奏者に
由来していることもあり、弦楽器群には重厚なサウンドを
要求する編曲となっているように思います。 (^^;)
 
posted by トトロ △◎/ at 17:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする