2015年01月25日

スケーターズワルツ(ワルトトイフェル)

3月のスプリングコンサートの曲目紹介の第2弾です

でも・・・
正直なところ、この曲そのものについては特段
内容紹介のネタがありません! (^^;)

作曲者のプロフィールはこちらを参照するとして (おいおい)

フランスの作曲家なのですがドイツ風のファミリーネームと
フランス風のファーストネームが組み合わさった名前なので
なぜ?と思っていたところ、出身地がアルザス地方ということで
「最後の授業」という物語の舞台となったところと言えば
ある年代以上の方は分かって頂けるのではないかと思います。
(「最後の授業」は昭和60年以降教科書に使われていないそうです)

同時期にフランスを中心に活躍されていたのですが
J.シュトラウス2世とは違い、フランスではその後の印象主義
台頭により時代から取り残されてしまう結果になりました。

こちらの解説によるとこの曲は1882年頃にパリ西部の
ブローニュの森でアイススケートに興じる人々の様子に
着想を得て作曲されたとの事です。

一度は聴いた事のある有名なメロディを有する曲ですが
意外と全体を通して聴くことの少ない曲ではないかと思います。
・・・この曲がホルンの独奏から始まることを楽譜を見るまで
全く知りませんでした (^^;)

それはさておき

スケートに音楽はつきものというか
フィギュアスケートには様々な音楽が使われているのですが
これまでは歌詞のある歌を伴う音楽は競技では使えませんでした。

例えば、2006年トリノ五輪荒川静香選手が金メダルを取った時の曲は
プッチーニ歌劇「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」という
本来はテノール独唱の曲なのですが、当時の競技規則により
Vn独奏にアレンジされた演奏を音楽として使用していました。

ところが、今冬の競技シーズンより歌曲も使えるようになったそうです。
参考: 2014年10月7日付毎日新聞

曲目紹介というよりも余計な話の多い怪説となりました (^^;)

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posted by トトロ △◎/ at 16:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月24日

練習日記(2015.01.24)

今日の練習は貸館状況の関係で場所が
LOCホールでも大会議室でもなく久々に
中会議室での練習とになりました。

当団の練習が中会議室で行われたのがいつの練習
以来なのか記憶を紐解こうと思って、このブログの
過去記事と旧ブログ倉庫を読み返したところ、
2009年1月10日の練習の前半時間が
中会議室でしたのでそれ以来だと思われます (^^;)

#私の記録の範囲での話なので抜け落ちがあるかも知れません

ともかく
大会議室でもLOCホールより天井が低くて
周りの音が近くに感じられる(こぢんまりとなりやすい)ため
ホールとの違いを意識しておく必要があったのですが
中会議室はさらに天井が低く、床の材質の関係で
近いところで響く感じがあり、感覚を馴染ませるのに
手間取ったように思います。

本日は3月のコンサートの曲目を遅目のテンポで
しっかりと弾くことを意識させることに重点を置いた
練習になりました。

次回の練習は1月31日です。
posted by トトロ △◎/ at 21:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月11日

喜歌劇「こうもり」序曲(J.シュトラウス2世)

3月のスプリングコンサートの曲目紹介第1弾です

ワルツ王として知られるJ.シュトラウス2世による
喜歌劇(オペレッタ)の2作目にして代表作とも言える作品です。
作者の得意とするワルツやポルカがふんだんに織り込まれた
内容になっています。

いつもながら詳しい内容についてはこちらを参照頂くとして
(#おいおい)

そもそも「こうもり」というタイトルなのに「コウモリ」は
この喜歌劇中には登場しません (^^;)

この作品の主なキャストを挙げますと

アイゼンシュタイン男爵(主人公)
ロザリンデ(主人公の妻)
ファルケ博士(主人公の悪友であだ名が「コウモリ」)
アルフレード(ロザリンデの昔の恋人)
アデーレ(女優志望のアイゼンシュタイン家の家政婦)
オルロフスキー公爵(舞踏会の主催者)
刑務所長フランク

(以下のあらすじを語る上で必要最小限のキャストを挙げました)

第1幕 
舞台はアイゼンシュタイン男爵(Baron)の屋敷

アイゼンシュタイン男爵は暴行事件を起こして短期の禁固刑に
処せられました。その収監前日にファルケ博士がアイゼンシュタインを
オルロフスキー公爵主催の舞踏会に誘い出します。
一方、アルフレードはアイゼンシュタインの留守をいいことに
ロザリンデと逢引しようと企みます。ロザリンデは世間体を気にしつつも
アルフレードの好意にはまんざらでもない様子です。

家政婦のアデーレはアデーレで重病の伯母の見舞いと称して
休暇を貰い、姉を通じて招待された舞踏会へ向かうのでした
(姉は姉で招待状は妹から貰ったとの事でこれも仕組まれていた訳です)

アイゼンシュタインとアデーレが屋敷から出たあとロザリンデが
アルフレードを招き入れて密会していると、どういうわけか
刑務所長フランクが屋敷に現れてアイゼンシュタインを連行しに
来たとの事。不倫が発覚するのを恐れたロザリンデはアルフレードに
アイゼンシュタインの身代わりになるように要請してアルフレードは
哀れにも捕えられ刑務所行きとなりました。

で、実はこの刑務所長も舞踏会に招待されているのです。
さらには、ロザリンデもファルケ博士からの手紙により
この舞踏会に参加することになるのです。

第2幕
オルロフスキー公爵(Duke)の屋敷が舞台

ここではまさに舞踏会が催されています
刑務所に入っているアルフレードがいないのは兎も角、
主催者オルロフスキー公爵を除く上記メンバーは
身元を偽ってこの舞踏会に参加しています。
ロザリンデは仮面を着け、ハンガリーの貴婦人として
参加しています。

ロザリンデはロザリンデのドレスを着用して参加しているアデーレや
旦那のアイゼンシュタインに気付きましたが、旦那がロザリンデに
気付かないのを良いことに口説かれたふりをして後で証拠となる
アイゼンシュタインご自慢の懐中時計(ベルで音楽が鳴るもの)を
言葉巧みに取り上げるのでした。

他にも登場人物間の色々なやり取りがあるのですが省略します
詳しくはこちらを参照下さい
ともかく舞踏会というよりもドンチャン騒ぎとなった
宴会の夜は更けるのでした。

夜が明けて鐘が鳴ると(#この鐘も序曲の中で表現されています)
アイゼンシュタインと刑務所長はそそくさと会場を後にするのでした
・・・この後、この二人が刑務所で再開するとはつゆ知らず (^^;)

第3幕
第2幕までの華やかな貴族の邸宅とはうって変わって
刑務所が舞台

ここまでのいきさつがありましたので
オルロフスキー公爵とファルケ博士以外のキャストが
ここでも登場しましてドタバタ劇が繰り広げられます 
(中略 詳細はこちらを参照

最後にファルケ博士が登場して
これはファルケ博士が「こうもり」と呼ばれる原因となった
昔の事件についてアイゼンシュタイン男爵への復讐として
ファルケ博士が仕組んで、かつ、オルロフスキー公爵も
退屈しのぎにこの話に乗ったものだとネタばらしをして
シャンパンの歌」とともに大団円となります。

<あらすじはここまで>

今回演奏するのは序曲なので喜歌劇の始まりで演奏されるのですが
本編の中身の予告の性格もありまして、曲中で使われるメロディは
当然本編中でも使われています。

その中で序曲の中盤(201小節目の4分の3)の物悲しいメロディから
その後227小節目からの4分の2の陽気なメロディに変わる所は
劇中では第1幕にロザリンデが夫のアイゼンシュタインとの別れを嘆く
歌を歌っているのに、いつの間にか夫妻と家政婦アデーレも含めた
3人がそれぞれの思惑があってついつい笑みがこぼれて踊りだす所に
現れます。ここは第1幕の名場面だと思っています。

・・・そういうところが伝わるように演奏出来るようにしたいと思います。

初めて曲目解説らしきものになりました (^^;)

posted by トトロ △◎/ at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月10日

練習日記(2015.01.10)

2015年は大雪で始まりましたが、当団今年最初の練習は
それほど厳しい寒さにはならなかったように思います。
(とは言え冬ですから寒いですが)

新年を迎えまして
HrのTさん(元・黒ヒゲ危機一髪)が副団長に就任しました
VaのKさんは肩書が副団長からマネージャーになりました
(団内連絡はKさんがマネージャーとして引き続き担当されます)
HrのUさんが復帰しました
団長が見慣れない変わった車で会場へ来られました

3月のスプリングコンサートまで2ヶ月を切りましたので
新曲の2曲を中心に合奏を行いました

本日の指摘ポイント
(1)弦楽器の速いパッセージの所で左手の動きに
気を取られて右手(弓)の動きまで遅くならないようにすること

(2)先にあるGP(ゲネラル・パウゼ 全休止)を聞く側に
予感させないようにすること
(曲名を挙げずに表現するのは難しい ;^^)

パンフレットにも挙がっている「スケーターズワルツ」は
繰り返しが元の楽譜から色々と変更になっていますので
本日欠席されました方は特にご注意下さい

次回の練習は1月24日です

posted by トトロ △◎/ at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする