2024年11月03日

交響曲第5番(チャイコフスキー)その4

前回(その3)より続く
過去記事は その1 その2 をご覧ください

<第2楽章>
ホルン奏者にとっては特別な作品と言えます
だからこそ何を語ろうか迷うところです(^^;)

交響曲・管弦楽曲の中でホルン独奏は
色々な作品の中で見受けられます

私が当団で演奏した中でも
「亡き王女のためのパヴァーヌ」(ラヴェル) 第5回定演(2011)
交響曲第5番第4楽章(ショスタコーヴィッチ) 第8回定演(2014)
この2曲のどちらもメロディ1節全部がホルン独奏でして
これより短いものを挙げればもっと多くなります。

何が言いたいのかと云うと、本作品のホルン独奏は
とても長丁場になるのです。
もちろん正確にはマーラーの交響曲第5番3楽章のように
「オブリガート・ホルン」パートが存在して1つの楽章
全部がホルン協奏曲のようになっている曲もあります
(その割には吹いている所が少ないように思います)

1節全部に続けてオーボエとの掛け合いの所まで含む
長きに亘る内容で、無茶苦茶高い音や速いパッセージでは
無いものの、ただでさえ音を外しやすい楽器なので
緊張を強いられます。それだけにこのホルン独奏が
交響曲全体の一つのヤマ場と言えます。

実はこのホルン独奏に続いて弦楽器でこの旋律を奏でている
裏側で3番ホルンがオブリガートで活躍します。
ある意味、このオブリガートの方がホルン本来の魅力に
溢れているように思います。(あくまで私論 ;^^)
 
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posted by トトロ △◎/ at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする