今回混声定期(オケのみ)と小学校公演で演奏します
この曲は結構聴き馴染みのある曲なのですが
作曲者のケテルビーに関してはあまり知られていません
上記リンクによると20世紀の初頭にサイレント映画の
音楽で成功し、いわば現在に繋がる商業音楽の草創期を
築いた作曲家の一人と言えます
この「ペルシャの市場にて」もその路線で作られ
作曲当初は編成にホルンがなくサックスが入っていたりして
ある意味映画音楽の延長線上の作り方になっています
(ラジオ放送の穴埋めのために作曲されたという説がある)
ケテルビーは他にも「中国寺院の庭にて」や
「日本の屏風から」「エジプトの秘境にて」など
色々な描写曲を作っていますが、この曲が群を抜いて
有名です。全体的に東洋趣味を前面に出しています。
(#「日本の屏風から」は聴いてみたいような・・・)
本題へ戻りまして
この曲にはシーンに応じた副題がありまして
「ラクダを牽いた隊商がやってくる」〜「物乞いたち」〜
「王女の到来」〜「奇術師」〜「蛇使い」〜「太守のお通り」〜
「物乞いたち」〜「王女の出発」〜「隊商の出発」〜
「遠ざかる王女」〜「もとの静けさに戻る」
まさにその副題通りのメロディが現れます
「浮浪者たち」の所ではVnのパート譜に歌の楽譜が
書いてあり、男性奏者が歌うこととされています
(歌わない演奏もあります)
その歌詞については「その2」へ続きます
2012年04月30日
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