前回8月4日の練習は所用により休みましたので
練習日記がありません。
その代わりとして久々に曲目紹介を書きます
11月の当団定期演奏会では交響詩「モルダウ」を取り上げます
正式には6曲からなる連作交響詩「わが祖国」の2曲目で
なおかつ「モルダウ」はドイツ語のため、本来ならチェコ語である
「ヴルタヴァ」が正しい曲名と言えるのですが、承知の上であえて
ここでは慣れ親しんだ名前の「モルダウ」で通します(^^;)
連作交響詩「わが祖国」6曲とも演奏されるよりも
「モルダウ」単独で演奏されることが多く
また日本語の歌詞をつけた合唱曲としても親しまれています
演奏を聴けばそれだけで情景が浮かぶように曲が作られていますが
当時まだ「交響詩」そのものがまだ定着していなかったこともあり
作曲者自身による描写についての注釈が書かれています
それを順番に追って行くと
「モルダウの源」 Die Quelle der Moldau.
「森の狩猟」 Waldjagd.
「農民の踊り」 Bauernhochzeit.
「月の光・水の精の踊り」 Mondschein; Nymphenreigen.
「聖ヨハネの急流」 St.Johann-Stromschnellen.
「モルダウは堂々と流れていく」 Die Moldau strömt breit dahin.
「ヴィシェフラド」 Vyšehrad Motiv. (補足:プラハにある高い古城)
「ヴィシェフラド (Vyšehrad)」は連作交響詩「わが祖国」の
1曲目の題名でもあり、ドイツ人による支配を受ける以前
(10〜13世紀)のボヘミア人の王の居城を指していて
ボヘミアの独立と繁栄を願うテーマとなっているそうです
作曲者のスメタナはこの「モルダウ」を
1874年11月20日から同年12月8日の
たった19日で書き上げました (@@;)
また、この時期にスメタナは聴力を失いました
前述の連作交響詩の1曲目「ヴィシェフラド」には
「耳の病を患いながら」と書き添えられています
その2 へ続く (?)
2012年08月12日
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