強弱記号の話を取り上げましたが(上記リンクの8/6と8/8の記事)
今回はまた違った視点で強弱記号について書きたいと思います(^^;)
今回の当団定期演奏会で取り上げる「とある曲」の中で
「スフォルツァンド(sf)」の前に「ポコ(poco)」が付いた
「ポコ・スフォルツァンド(poco sf)」なる記号が出てまして
直訳すると「少しその音を特に強く」となるのですが、これを
どのように演奏するのかいつも合奏で迷うのです(^^;)
まだ現時点で「とある曲」の曲名を明かせませんので
説明が難しいのですが、基本的に「とある曲」は静かな
曲想でして、「スフォルツァンド(sf)」でイメージされるような
鋭い強調を必要とはしていないように思われます。
同じ強弱記号でありながら作曲者(あるいは作品)によって
その強弱記号で求めている「音量の大小」・「音の強弱」
「音質の濃淡」・「音の鋭さ・柔らかさ」・「喧しさ・静けさ」
その他諸々が違うように思います。
ppでも弱々しくない凛とした静寂さが必要な時もあります
特に今回の定期演奏会は全曲とも違う作曲者なので
強弱の解釈が本当に難しいと思います。だからこそ
そういうニュアンスを合わせるのが合奏練習なのかなと
思う次第でした。(^^;)