当団で交響曲を取り上げるときは大抵第1楽章が多いのですが
今回の交響曲は第4楽章(終楽章)を演奏します。
・・・と言うのも、関西では昔に放送されていた「部長刑事」という
TVドラマのテーマ曲として使われていまして、40代後半以上の方には
耳馴染みもあるため第1楽章よりも第4楽章が選ばれたのではないかと
勝手に想像しています (^^;)
#リンク先を見ると結構最近(2002年)まで同じシリーズの番組がありましたようですが
「アーバンポリス」編になる1990年までこの曲が使われていたとしたらこの曲を知っている
年代はもっと下がるものと思われます。でもwikipediaではその辺りの情報が少ないようです
クラッシックの作品として挙げられていますが、初演が1937年という
比較的新しい作品で、多くの種類の管楽器や打楽器を使うため
吹奏楽でもよく演奏される作品です。
私も大学時代に関西にある複数の大学の合同演奏会で
この曲の第4楽章を演奏したことがありまして
(#まだ昭和時代の話・・・ ;^^)
その時は1番ホルンではなかったのですが、私にとりましては
ある意味「リベンジ」の機会を今回頂いたということで
個人的には並々ならぬ思い入れがあります (^^;)
ちなみに8/15付ブログ記事に書きました「全音音階」が
使われている2曲のうちの1曲がこの曲です。
(一例:練習番号111の4小節前から3小節間の低音楽器)
前述の全音音階以外にも所々に変わったハーモニーが
使われていたり、交響曲としては珍しくスネアドラムが
効果的に使われていたりして(この点はショスタコーヴィッチの
作品に共通するようです)、「あれ!」と思いつつも基本的には
分かり易いテーマを持ったオーソドックスな作品と言えると思います。