今回の当団定期演奏会ではFl独奏の名曲として知られる
この曲を取り上げます。
例の如く組曲全体の解説はこちらを参照下さい
また、「ペレアスとメリザンド」の物語としてはこちらを参照下さい
作曲者のフォーレについてはこちらを参照下さい
(#おいおい)
この物語を題材に他の作曲家も音楽を作っています
・・・ご参考まで(^^;)
物語としては兄嫁(メリザンド)に弟(ペレアス)が横恋慕をして
怒った兄により殺されるという悲劇で、今回単独で取り上げる
「シシリエンヌ」はペレアスとメリザンドが泉のほとりで戯れる
場面の音楽になります。
なぜかこの曲だけ単独でVc独奏曲(ピアノ伴奏付)としても
出版されていたり、元々他の作品のために用意されていた
曲であったり、オーケストレーションを弟子のC.ケクランに
依頼するなど多忙を極めた中での制作であったことが伺えます
#個人的にC.ケクラン作曲のHrソナタは大好きな曲です。
C.ケクランのオーケストレーションによるせいなのか
C.ケクランのオーケストレーションによるせいなのか
Hrが印象的に使われているような気がします (^^;)
楽譜上の表記に近い形でここでは「シシリエンヌ」と記載しましたが
「シチリアーナ」とも呼ばれる緩やかな8分の6拍子の
舞曲の形をとっています。
イタリアの南部にシチリア島という所がありまして
シチリアーナと何らかの関係がありそうに思われるのですが
もうひとつ関係性がよく分かりませんでした (^^;)
なお、先月27日にシチリア島で火山噴火災害がありました
(リンク参照)
・・・いつもながら取りとめのない解説でした (;^^)