当団第9回定期演奏会の曲目解説第2弾は
ワルツ王J.シュトラウス2世によるワルツの名曲です
Wikipediaによる曲目解説はこちら
曲名は知らなくともメロディは結構有名な曲なので
特別これといって書くことはないのですが (^^;)
1867年に作曲されたということで
日本ではちょうど明治維新の頃になります
普墺戦争でプロイセン(現在のドイツ)に敗れた
オーストリアの国民を慰めるために作曲されたとの事ですが
シベリウスの「フィンランディア」、スメタナの「モルダウ」と同様
国や民族、時代を超えて親しまれる普遍性があるように思います。
この曲は1968年に制作された映画「2001年宇宙の旅」にも
エンディングなどに使われていまして
・・・今や2015年なのですが、宇宙の旅は出来ていません(^^;)
他に「美しく青きドナウ」で検索して見つけたサイトを2件紹介します
(その1)
「そこに鉄塔がある」より「美しく青きドナウ」
http://www.asahi-net.or.jp/~js4m-isgi/tettou/tettoux20.htm
色々な送電鉄塔を紹介するサイトなのですが
「ドナウ型」と呼ばれる鉄塔が青く塗装されているので
このようなタイトルになったそうです
(その2)
千葉県習志野市HPより「第一次世界大戦と習志野―大正8年の青きドナウ―」
https://www.city.narashino.lg.jp/konnamachi/bunkahistory/rekishi/640120120510101326490.html
第一次世界大戦自体はヨーロッパが主な戦場でしたが
当時ドイツが拠点を置いていた中国の青島でもドイツ軍と
日本・英国の連合軍の間で戦闘があり、その関係で日本には
ドイツ・オーストリア軍人の俘虜収容所が設置されました
徳島・鳴門の俘虜収容所でベートーベン「第九」の初演が
行われたのもこの時でした。上記サイトは習志野の収容所での
出来事として「美しく青きドナウ」が演奏されたとの事です
本稿の最後にひとつ
ウイーンフィルのニューイヤーコンサートでは
アンコールでこの曲が演奏されます。
NHKでの放映をご覧になられている方も多いと思います
この演奏では「お約束」として、最初の弦楽器のトレモロから
ホルン独奏が始まったところで指揮者が一旦演奏を中断して
指揮者とウイーンフィル団員からの新年挨拶の口上があるのです
当団の合奏練習では、最初の弦楽器のトレモロから
ホルン独奏が始まったところで吉澤先生が一旦演奏を中断して
弦楽器のトレモロがホルン奏者にはっきりと聞こえるように
弾いて下さいと注意が入るのが「お約束」になっています (;^^)
おあとがよろしいようで m(_ _;)m
2015年09月19日
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