来年2月28日開催のスプリングコンサートの
曲目解説第1弾として今回この曲を取り上げます。
いつものようにWikipediaによる曲目解説はこちら
作曲者J.シュトラウス2世についての解説はこちら
で、Wikipediaには
「初演は1860年の2月14日に、ゾフィエンザールにおいて催された
技術者舞踏会で行われ、作品はウィーン大学の技術学生に献呈された」(引用終)
そのくらいしか書かれていないので今回も話が逸れそうです(^^;)
以前の「美しく青きドナウ」の解説でも書きましたが
作曲された時代が日本で言えば幕末〜明治維新の頃にあたり
この時代は激動の時代だったといえます
ちなみに作曲された1860年でいうと日本では桜田門外の変で
井伊大老が暗殺された年であり、アメリカではリンカーンが大統領に
当選、その直後に南部諸州が独立宣言して翌年に南北戦争が始まります
その一方で、科学技術の発展も進んだ時期であり
(悲しいことに戦争がこの時期の進歩に大きく寄与している)
吉澤先生とFgのFさんが大好きな鉄道も1830年に英国で
世界初の蒸気機関車による旅客鉄道が出来て以降、
公共交通機関として鉄道が欧州各地で建設されるのでした。
(参照サイトはこちら)
「加速度」というと私自身大学の専攻が物理学でしたので
どうしても a = dv/dt の数式から離れられないのですが (^^;)
速度が時間とともに変化するという意味で、要所要所で
テンポを速めていくところは曲名にピッタリだと思います。
話題を変えて、Wikipediaの解説に書かれていた
「ゾフィエンザール」に注目すると2001年までウィーンに
実在したホールで1950〜80年代にかけてはウィーンフィルの
レコーディングにも使われていた所だそうです。
(参考サイトはこちらとこちら)
それにしても「技術者舞踏会で行われ」とありますように
当時は色々な職業の集まりが「舞踏会」というのも
ウィーンらしいのかなと思いました (;^^)
いつものように取りとめのないない解説になりました。
また来年もご愛読のほど宜しくお願いいたします m(_ _;)m
2015年12月29日
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