当団スプリングコンサートで恒例(?)のワルツですが
今回はJ.シュトラウス2世の「酒、女、歌」を取り上げます
作曲者についてはこちらを参照
この作品は宗教改革で知られるマルティン・ルターの
「酒と女と歌を愛さぬ者は、生涯馬鹿で終わる」 (^^;)
という格言(?)に由来して後世創られた詩に
J.シュトラウス2世が曲をつけた作品で
1869年に男声合唱により初演されました。
J.シュトラウス2世の十大ワルツの一つに挙げられます
リンク先の解説にもある通り、並外れて長い導入部
(イントロ)を有するので、今回の演奏会では最初の99小節を
省略して100小節目のアウフタクトからの演奏開始になります。
一般にウィーンのあるオーストリアはカトリック系と言われていますが
プロテスタントの創始者であるルターの言葉を
取り上げるのはちょっと不思議な感じがします(^^;)
男声合唱曲として創られたということなので
どのような歌詞なのか興味深いのですが
調べた範囲では全体の日本語訳は見つけられませんでした
参照ページでは第1ワルツ部分の歌詞として
「さあ注げ、それ注げ……フランケン・ワインをたっぷり注げよ、なければ愛しのオーストリア産」(参照ページ引用)
と歌われています。
この「フランケン・ワイン」というのが気になりまして調べてみると、
代表的なドイツワインのモーゼルやラインとも違って
「ドイツワインは、一般に女性に例えられるのに対し、フランケンワインだけは常に男性的とされている。」(参考サイトより引用)
ということで、
機会がありましたら飲み比べてみたいものです(^^;)
この曲の原題は「Wein, Weib und Gesang」なのですが
「Wein」(ワイン)、「Gesang」(歌)は分かります
ところで、和独辞書で「女」を引くと「Flau」が出てきます
「Weib」を引くと、確かに「女」も出てきますが
どちらかというと「かかあ(母)」「女房」のニュアンスに
なるようです(^^;)
いつもながら話が脱線しました
参考までにカット部分も含めて全部演奏されたものが↓こちら
全部で10分半のうち最初の3分55秒をカットして演奏します
機会がありましたら今回省略する序奏部分も演奏してみたいものです(^^;)
2017年02月26日
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