当ブログにこの曲の紹介を書いていなかったことに
今頃気が付きました (^^;)
いつものようにWikipediaによる解説はこちら
作曲者ウェーバーの紹介はこちら
物語としては
ドイツに古くから伝わる伝説に登場する、7発中6発は必ず望んだところに命中するが、
残りの1発は悪魔の望むところへ命中する「悪魔の弾」を持つ射撃手の話で
恋人との結婚を認めてもらうために「悪魔の弾」を手に入れて射撃大会に出場し、
そのおかげで6発目までは正確に標的を射抜いて上々の成績を収めるのですが
いよいよ問題の7発目・・・その結果は前述のリンクを見てください(^^;)
曲としては弦楽器のユニゾンによる荘厳な序奏の後
ホルン4重奏による讃美歌を元にしたメロディを演奏します
1821年初演なので当時のホルンはバルブの無いナチュラルホルンでした
そのため1つのメロディを1番奏者と3番奏者が交互に演奏します
(1・2番奏者はF管、3・4番奏者はC管の楽器を使用していました)
2・4番奏者は1・3番がメロディを演奏するところの下支えをします
その後は不安にさせるような所や、クラリネット独奏による神秘的な所
大見得を切る所、歌劇の中に出てくる色々なテーマが出てきて
華やかに序曲の最後を締めます(別参照)
しかし、この歌劇に出てくる有名な「狩人の合唱」のメロディは
なぜか序曲の中には出てきません。
当団定演で一緒に演奏するバイオリン教室生のステージで
「狩人の合唱」を演奏する年もありますので、今年は分かりませんが
ありましたら面白いと思います (^^;)
いつものように取りとめのない解説になりました
(8/15一部修正)
ちなみに「狩人の合唱」はこの時にホルンセクションで演奏しました
話の脱線ついでに
ドイツ語でホルンを表記するときに時々
"Waldhorn"と表記されることがあります。
これは元々の"Horn"が「動物の角」の意味があり
それと区別するために"Wald"(森)を"Horn"の前に加えます
「森のホルン」と呼ばれるに相応しい曲だと思います (^^;)
対旋律ではなく「ホルン五度」で支えるんです。