9月は練習日記に代わり定期演奏会メイン曲の
曲目解説(怪説?)を書きます
いつものようにWikipediaによる曲目解説はこちら
作曲者のドボルザークについてはこちらのリンクを参照
演奏会パンフレット裏面に私が書いているものを最初に紹介します
今回の演奏会ではドボルザーク作曲の交響曲第8番を取り上げます。
作曲者のドボルザークはチェコの首都プラハ近郊の小さな農村で生まれ育ったということもあり、主に弦楽器で奏でられる田園風景を想わせるようなメロディや、木管楽器が奏でるさまざまな鳥の鳴き声を模したフレーズが全楽章に亘り演奏されます。
また、交響曲にしては珍しい優美なワルツを取り入れた第3楽章や、トランペットのファンファーレから始まる第4楽章と合わせて、色々な楽器の聴きどころをてんこ盛りに詰め込んだ心象風景のアルバムと言える作品です。
「スラブ舞曲」などでも知られるドボルザークの交響曲の中でも特に民族色の強い作品でありながら、世の東西を問わず親しまれる普遍的な「ふるさと」がこの曲にはあります。加東フィルによる心の「ふるさと」をどうか楽しみにしてください。
本稿(その1)では
「木管楽器が奏でるさまざまな鳥の鳴き声を模したフレーズ」について取り上げます
勿論、この曲は標題音楽ではありませんので
どのようにイメージしようとも自由なのですが
高い音・低い音の2音で区切って演奏されるところは
よく「カッコウ」に例えられます(#文章で表現しにくい)
参考サイトでは
ベートーベン「田園」や マーラー「巨人」が紹介されています
ベートーベン「田園」では クラリネットで実音の「レ」「シ♭」(3度)
(第2楽章 131小節目 楽譜表記は in B♭で「ミ」「ド」)
マーラー「巨人」では クラリネットで実音の「レ」「ラ」(4度)
(第1楽章 30小節目 楽譜表記は in B♭で「ミ」「シ」)
ドボルザーク8番では 第1楽章 121小節目に
フルートとオーボエで 実音の「ラ」「レ」(5度)
・・・これをカッコウに入れて良いのかどうか分かりませんが(^^;)
色々な音のカッコウがあるようです
他の鳥の表現についてもこちらのサイトの
右側リンクを参考に探されても面白いと思います。(^^;)
(その2へ続く)
2017年09月09日
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