スプリングコンサート2019の曲目解説として今回は
J.シュトラウス2世作曲の「ジプシー男爵」序曲を取り上げます
例の如くwikipediaによる解説はこちら
作曲者についての解説はこちら
喜歌劇のあらすじはこちら
(筆者注)近年「ジプシー」の表記は諸事情により「ロマ」と言い換えられていますが
楽曲のタイトル名でもありますのでこのままの形で表記します
J.シュトラウス2世の喜歌劇では「こうもり」が有名なので
陰に隠れがちなのですが、19世紀の後半に多くの作曲家が
ハンガリー的な要素を題材に選んでいるようで
(中でもブラームスの「ハンガリー舞曲」が特に有名です)
この作品もハンガリー人による短編小説が原作になっています
簡単に話をまとめると
事情により「流浪民」に身をやつした旧領地の継承者と
「流浪民」に身をやつしたトルコ太守の娘が恋に落ち
「伝説の財宝」探しと「男爵」の地位を取り戻すため
スペインとの戦争に赴く、、、結果やいかに
という内容です (^^;)
序曲では、J.シュトラウス2世の作品にしては重厚な
印象のある序奏に続いてクラリネットやフルートのカデンツァ
更にオーボエの独奏が続きます。その後お得意のウインナワルツを経て
最後はチャルダッシュ風の音楽で最後に向かいます。
ウイーンの人から見たハンガリーという異国情緒を
どのように表現出来るのかが演奏上のポイントなのかも知れません
・・・いつもよりは解説らしく出来たのかな?(;^^)
2019年02月24日
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