11/10開催・加東フィル第15回定期演奏会のメイン曲として
チャイコフスキーの交響曲第5番を取り上げます。
この曲については2013.8.31付記事に一度取り上げていますので
今回の記事は「その2」とします(^^;)
演奏会パンフレット裏面の曲目紹介でこのように書きました
今回の演奏会ではチャイコフスキー作曲の交響曲第5番を取り上げます。
2013年の第7回定期演奏会で第1楽章を演奏して以来11年ぶりですが、
今回は全楽章を演奏いたします。
(実はコロナ禍で演奏会が中止となりました2020年の演奏会で取り上げる筈の曲でした。)
ベートーベンより後の時代に書かれた交響曲に多くみられる
「苦悩を乗り越えて栄光を勝ち取る」典型的な王道展開の作品です。
第1楽章と第4楽章が「運命の主題」と呼ばれる同じフレーズで始まり、
そのフレーズが第2・第3楽章にも現れる事で4つの楽章は「組曲」ではなく
「交響曲」という一体感を持たせています。同じ楽章の中でも感情の振れ幅が大きくて、
演奏する側としては大変ですが、第4楽章の全休止後に現れる華々しい
フィナーレはカタルシス(浄化作用)を覚えること間違いなしです。
この解説を書いた時には気が付かなかったのですが
チャイコフスキーは「感情の起伏が激しい」のに対して
ベートーベンは「とにかく執拗」の違いがあるように思いました(^^;)
前置きが長くなりました
今回の定期演奏会プログラムの曲目紹介はVaのAさんが
担当されるということで内容が楽しみなのですが(^^;)
当ブログではホルン奏者視点での怪説にしてみたいと思います
<第1楽章>
「運命の主題」が重苦しく奏でられる前奏を経て
ClとFgにより第1楽章のメイン主題が奏でられます
ホルンはその背景で拍の頭打ちするのですが
音の高低の起伏が大きく意外と難所だったりします
それはさておき、曲の盛り上がりにつれて
テンション「アゲアゲ」が求められるわ
その割に1stと3rdが交互に演奏するところや
「付点8分+16分+8分」と「8分+16分休+16分+8分」(8分=♪)を
明確に区別しなければならないことや
再現部では1音高い調になっている事で
前半ではHrで演奏していたところを
後半ではTpに代えられていたりしています
その裏側で第2楽章に備えるため1st奏者は
後半で他の方に任せている事が多いのですが
長い事吹かない時間が増えるのも却って困るので
調整しながらの演奏になります(;^^)
次は第3・4楽章を予定しています
(第2楽章は・・・演奏会本番までに書けるのかな?)
2024年10月27日
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