本記事は10/19の練習日記に追記する予定でしたが
今後の事を含めて独立した記事にしました。
「新曲の楽譜に関する作業」を行っている中で
「この楽譜は何の楽器の楽譜ですか?」という
質問がありまして、それがたまたま「Posaune」
でしたのでトロンボーンであると答えましたが
他にも「これは何の楽譜?」と思える表記が
ありましたので紹介します。
で、実は私も「Kleine Trommel」を分かっていなくて
楽譜の景色から「打楽器」と中途半端に答えてしまいました(^^;)
「Kleine」が「小さい」という意味なので
「小太鼓」と類推すればよかったのですが (;^^)
以降こちらのページが参考元になります
ここでは楽器別に一般には馴染みの薄い呼ばれ方を紹介します
<フルート・ピッコロ>
特に変わった呼ばれ方はありませんが
ピッコロを「Kleine Flöte(Kl.Fl.)」と呼ばれるケースがあります
<オーボエ・イングリッシュホルン>
ふつうはOboeで「O」から始まりますが、
たまに「H」から始まる綴り「Houtbois(Hb.)」も
フランス系では出てきます。
イングリッシュホルンとコールアングレ(コーラングレ)が
同じものであることはオケに携わる方としては常識と認識ください
<クラリネット>
普通「C」から始まる綴りなのですが、
ドイツ語では「K」から始まりますので(Klarinette(Kl.))注意ください
<ファゴット>
英語圏ではバスーン(Bassoon)、
フランス語圏ではバソン(Basson)なので注意ください
<ホルン>
イタリア語ではコルノ(Corno)、フランス語ではコル(Cor)です
ドイツ語圏の作品でもたまに「Cor/Corno」表記になります
#コルネットと勘違いしやすいので注意が必要です
<トランペット>
イタリア語ではトロンバ「Tromba(Tr.)」と表記されるので注意が必要です
オケ初心者の頃トロンボーンと勘違いしたのはここだけの話(^^;)
<トロンボーン>
先述の通りドイツ語圏では「Posaune」と呼ばれます
トロンボーン経験者でも吹奏楽しか知らなければ
「Posaune」をトロンボーンとは認識しないと思います
<チューバ>
基本的には「Tuba」の表記しかないのですが
現在では使われていない「オフィクレイド」や「セルパン」のパートを
チューバで代奏することもあります
<打楽器>
色々ありますので詳しくは本記事参照先をご覧いただくとして
オケ活動の範囲でよく見かける表記を紹介します
ティンパニ: Pauken(Pk.)ードイツ語、Timbales(Timb.)ーフランス語※
大太鼓: Gran Cassa(G.C)ーイタリア語、Grosse Trommelードイツ語
シンバル: Becken(Bec.)ードイツ語
※ラテンパーカッションでティンバレスという打楽器がありますが紛らわしいですね(^^;)
<弦楽器>
普通は バイオリン(Violin)、ビオラ(Viola)、チェロ(Cello, 本来はVioloncello)
コントラバス(Contrabass(C.B.)/Double Bass)の表記がほとんどですが
たまに ビオラ(Viola)を Altoーフランス語、Bratsche(Br.)ードイツ語
で表記される事があります
稀にバイオリンのことを「フィドル(Fiddle)」と呼ばれることがあります
2024年10月27日
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