正直な所、何を書こうか難儀しました (^^;)
この曲に関する過去記事へのリンクです
その1 その2 その3
楽譜は第4楽章冒頭4小節間の全演奏パートです
弦楽器は Vn から CB(この楽譜では英語名のDouble Bass) まで
一斉に同じメロディが始まります。
管は Hr と Tp が最初に2分音符1音だけ
それも、D (2〜4番ホルン)と A (トランペットと1番ホルン)の音しかなく
弦楽器も全員 D(レ)なので、所謂「第3音」が無い
長調でも短調でもない和音から始まります
この和音は「空虚五度」と呼ばれ、
私の中ではベートーベン「第九」の第1楽章冒頭の印象が強く
当団で過去に演奏した曲では
昨年のチャイコフスキー「悲愴」第1楽章冒頭、
旧やしろフィルのデビュー演奏会のメイン曲
モーツァルト・レクイエム(K.626) 「キリエ」の締めくくり など
印象的な場面で用いられています。
ともかく、第4楽章は「レ D」と「ラ A」の空虚五度から始まって
最後はニ長調の主和音で目出度く大団円て集結します。
ところで、この箇所を取り上げたのは
以下の話を入れてみたかった為です
チェロとコントラバスはヘ音記号の楽譜で同じ高さで
書かれているのですが、コントラバスは実際には
チェロの1オクターブ下の音が出ています。
(参考サイトはこちら)
そうすると弦楽器は
1st Vn の1オクターブ下が 2nd Vn と Va、
その1オクターブ下が Vc 、さらに1オクターブ下が CB になります
同様に、トランペットとホルンの関係についても同様でして
一見、2ndホルンの方が2ndトランペットよりも高い音のように
書かれていますが、実際には2ndトランペットは1stホルンと
同じ高さの音になります。3・4番ホルン(in E)の記譜シ♭は
in D では2番ホルンのドから1オクターブ上のドになります
この後に予定している第1楽章の解説でも別の箇所で
トロンボーンの楽譜も含めて解説したいと思います
実際の音の高さよりもオクターブを上げたり下げたりするのは
曲の中でよく使う音域を出来る限り五線の中に収める方が
楽譜を読みやすいからだと私はそのように考えています
ブラームスの作品では静かな所で金管楽器が1音だけ
pで吹くことが随所で見かけます。それもトランペットが
低い目の音で奏でることが多く、意外とプレッシャーが掛かります
吹奏楽では味わう事の無い魅力と思います(#私の独断と偏見)
その5 へ続きます
おそらく第1楽章を取り上げる筈です(^^;)

