5/20付記事では九州交響楽団のTwitter投稿を
紹介いたしましたが、関西フィルでは6/27の定期演奏会の内容を
全面的に変更してソーシャルディスタンス対応で開催するそうです
関西フィルのブログ 6/2付記事より
「奏者間ソーシャルディスタンスの検証について」
https://kansaiphil.jp/kansaiphil_news/12890/
「公演開催のお知らせ 6/27(土)第311回定期演奏会」
https://kansaiphil.jp/kansaiphil_news/12888/
編成の小さな曲ばかりなので舞台配置は大丈夫そうですが
弦楽器も譜面台がプルト単位ではなく一人一台なので
音楽が途切れないように譜めくりするのが大変そうですね(^^;)
2020年06月02日
2020年05月31日
リモート演奏
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言は解除されましたが
まだ安全宣言が出ていない状態では音楽活動もままなりません
当団の活動中止も3ヶ月が経過しまして、まだ少なくとも3ヶ月は
活動再開できない状況です
ところで、私の仕事関係ではWebによるリモート会議が
当たり前になりまして、出張などの移動の機会が
今後は減るのかなと思われます。
クラシック音楽界隈でも最近ではWeb動画を活用した
リモート演奏なるものを見かけるようになりました。
(参考記事)
音楽之友社online 記事より
「ニューヨーク・フィルのリモート合奏〜
動画制作プロセスと《ボレロ》に託すメッセージ」
https://ontomo-mag.com/article/interview/newyorkphilharmonic-bolero/
Yahoo! ニュース記事
プロの演奏家62人が自宅から“合奏”!あるオーケストラの「遠隔パプリカ」が最高
https://news.yahoo.co.jp/articles/b11a2e76c5419623ac761742dc08f3575200e91b
実際の所、テンポを合わせること、他の演奏が聞こえない中で演奏する事
また集まった演奏の動画ファイルの頭出しを揃える編集の手間を考えると
よっぽど好きな人ではないと出来ないと尻込みしてしまいます(−−;)
参考
テレワーク演奏(リモート演奏)の方法をシェアするよ
https://collabo-saitama.com/telework/
ともかく昨今のWeb環境の進展にはついて行けないなと
感じるようになりました今日この頃です (;−−)
続きを読む
まだ安全宣言が出ていない状態では音楽活動もままなりません
当団の活動中止も3ヶ月が経過しまして、まだ少なくとも3ヶ月は
活動再開できない状況です
ところで、私の仕事関係ではWebによるリモート会議が
当たり前になりまして、出張などの移動の機会が
今後は減るのかなと思われます。
クラシック音楽界隈でも最近ではWeb動画を活用した
リモート演奏なるものを見かけるようになりました。
(参考記事)
音楽之友社online 記事より
「ニューヨーク・フィルのリモート合奏〜
動画制作プロセスと《ボレロ》に託すメッセージ」
https://ontomo-mag.com/article/interview/newyorkphilharmonic-bolero/
Yahoo! ニュース記事
プロの演奏家62人が自宅から“合奏”!あるオーケストラの「遠隔パプリカ」が最高
https://news.yahoo.co.jp/articles/b11a2e76c5419623ac761742dc08f3575200e91b
実際の所、テンポを合わせること、他の演奏が聞こえない中で演奏する事
また集まった演奏の動画ファイルの頭出しを揃える編集の手間を考えると
よっぽど好きな人ではないと出来ないと尻込みしてしまいます(−−;)
参考
テレワーク演奏(リモート演奏)の方法をシェアするよ
https://collabo-saitama.com/telework/
ともかく昨今のWeb環境の進展にはついて行けないなと
感じるようになりました今日この頃です (;−−)
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2020年05月20日
緊急事態宣言解除されたとしても
活動停止中のため久々の投稿になります
本日(5/20)時点ではまだ発表されていませんが
緊急事態宣言解除の方向で進んでいるように思われます
(参考)神戸新聞HPより
兵庫県立学校 緊急事態宣言解除で6月1日再開へ
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202005/0013356928.shtml
それでもイベント開催は難しいようでして
運動会や音楽会が中止に 加古川市教委が発表(神戸新聞)
https://www.kobe-np.co.jp/news/touban/202005/0013353499.shtml
オーケストラでソーシャルディスタンスを取ろうとすると・・・
九州交響楽団のツイッターより
https://twitter.com/KyushuSymphony/status/1262274320736194560
普段の練習では吉澤先生より奏者間の間隔が広がらないよう注意を受けるのですが
さすがに ↑ これではアンサンブルも難しそうですね(^^;)
本日(5/20)時点ではまだ発表されていませんが
緊急事態宣言解除の方向で進んでいるように思われます
(参考)神戸新聞HPより
兵庫県立学校 緊急事態宣言解除で6月1日再開へ
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202005/0013356928.shtml
それでもイベント開催は難しいようでして
運動会や音楽会が中止に 加古川市教委が発表(神戸新聞)
https://www.kobe-np.co.jp/news/touban/202005/0013353499.shtml
オーケストラでソーシャルディスタンスを取ろうとすると・・・
九州交響楽団のツイッターより
https://twitter.com/KyushuSymphony/status/1262274320736194560
普段の練習では吉澤先生より奏者間の間隔が広がらないよう注意を受けるのですが
さすがに ↑ これではアンサンブルも難しそうですね(^^;)
2019年09月23日
交響曲第8番(シューベルト D 944)その3
その1・その2 より続く
この曲のタイトルとしては「ハ長調」なのですが
第2楽章267小節目からの約60小節間と
第3楽章 Trio は#が3つの「イ長調」になります
勿論ハ長調の所でも臨時記号が付いて一時的に
別の調になるところもあるのですが、
楽譜の左端の音部記号(ト音記号・ヘ音記号・ハ音記号)の
隣に#や♭があると、その数の変化で推測が出来ます
あるいは移調楽器の場合は in C から in A に変わるなどの
形で推測が出来ます Cla や Trp は一部箇所で in A 表記の
譜面に変わります。
Cla の場合は第2楽章だけ in A の表記ですが♭3つから♭無しへ
第3楽章は in C の表記で#無しから#3つに変わるので
何がしたいのかな?と思ってしまいます (^^;)
で、Hr の場合はというと最初から最後まで in C 表記でして
転調するところでも Hr の楽譜の場合はト音記号の隣に
#や♭は付きませんので(注:シューベルトの場合の話です)
合奏中に「A-dur になる所から」と言われても「???」
となる事があります (;^^)
・・・そう言われれば他の所よりも「ミ」(E) や「ラ」(A)
の音の割合が多いかな? その位の認識です
オチが無い話でどうもすみません m(_ _;)m
続きを読む
この曲のタイトルとしては「ハ長調」なのですが
第2楽章267小節目からの約60小節間と
第3楽章 Trio は#が3つの「イ長調」になります
勿論ハ長調の所でも臨時記号が付いて一時的に
別の調になるところもあるのですが、
楽譜の左端の音部記号(ト音記号・ヘ音記号・ハ音記号)の
隣に#や♭があると、その数の変化で推測が出来ます
あるいは移調楽器の場合は in C から in A に変わるなどの
形で推測が出来ます Cla や Trp は一部箇所で in A 表記の
譜面に変わります。
Cla の場合は第2楽章だけ in A の表記ですが♭3つから♭無しへ
第3楽章は in C の表記で#無しから#3つに変わるので
何がしたいのかな?と思ってしまいます (^^;)
で、Hr の場合はというと最初から最後まで in C 表記でして
転調するところでも Hr の楽譜の場合はト音記号の隣に
#や♭は付きませんので(注:シューベルトの場合の話です)
合奏中に「A-dur になる所から」と言われても「???」
となる事があります (;^^)
・・・そう言われれば他の所よりも「ミ」(E) や「ラ」(A)
の音の割合が多いかな? その位の認識です
オチが無い話でどうもすみません m(_ _;)m
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2019年09月16日
交響曲第8番(シューベルト D 944)その2
(その1より続く)
当団第12回定期演奏会パンフレット作成にあたり
下記拙文を寄稿しました (;^^)
今回の定期演奏会ではシューベルト作曲の交響曲第8番「グレート」を取り上げます。
加東フィルにとりましては2007年の第2回定期演奏会で第1楽章を取り上げて以来
12年ぶりになるのですが、今回は全楽章を演奏いたします。
この作品は「グレート」と呼ばれていますが、シューベルトの交響曲第6番が同じハ長調のため、
第6番と区別する意味で編成の大きな第8番を「グレート」と呼ぶようになりました。
ですからタイトルとは違い、拍子抜けするほど牧歌的なホルンの演奏からこの曲は始まります。
その後は「歌曲王」として知られるシューベルトの作品らしく歌心に溢れながらも、
わずか31年の短い生涯の最後に病魔と闘いながら書き上げたとは到底思えないような
若々しく疾走感のある作品です。どうかご期待ください。
本稿では、上記文中「疾走感のある作品」と書いた点について
補足したいと思います。
通常、交響曲においては第2楽章もしくは第3楽章に
緩徐楽章と呼ばれるテンポの遅い楽章を挟むことが多いのですが
「グレート」においては第2(3)楽章が他の楽章に比べて
穏やかに聴こえるものの、ドボルザーク「新世界より」の第2楽章や
ベートーベン「第九」の第3楽章のように明らかにテンポの遅い
楽章はありません
実際、楽譜上のテンポ表記は次の通りです
第1楽章 Andante 〜 Allegro ma non troppo 〜 piu mosso
第2楽章 Andante con moto
参考サイトによると「歩く速さで」+「動きを持って」
第3楽章 Allegro vivace
第4楽章 Allegro vivace
上記のように第2楽章は第1楽章の序奏部よりも躍動的な
ニュアンスで書かれています。
交響曲に関する解説にもある通り、
「急・緩・急」を基本として交響曲は進化してきたのですが
シューベルトの場合は以前にも書いた通りメロディの移ろいを
楽しむ書き方になっているので、テンポの変化には頼らないのだと
思います(あくまでも私個人の意見です)
ちなみに、他のシューベルトの交響曲では第4番「悲劇的」も
第2楽章は他の楽章より緩やかですが「緩徐楽章」ほどの
遅いテンポではありません。途中になると「悲しみが疾走する」
というイメージがあります(個人的主観)
話を「グレート」に戻しますと、
ある日の合奏練習で吉澤先生より「寝落ちするほど」安心して
聴いて頂ける演奏が当面の目標と仰られましたが
通常の交響曲での緩徐楽章(「新世界より」なら第2楽章)
のような箇所がこの曲にはありません。
その意味でも安定して聴こえる事の重要性があるように思います
パンフレット表面にも書いてありますが
「シューマンが『天国的な長さ』と評した」事について
次稿で取り上げたいと思います
(その3へ続く)
当団第12回定期演奏会パンフレット作成にあたり
下記拙文を寄稿しました (;^^)
今回の定期演奏会ではシューベルト作曲の交響曲第8番「グレート」を取り上げます。
加東フィルにとりましては2007年の第2回定期演奏会で第1楽章を取り上げて以来
12年ぶりになるのですが、今回は全楽章を演奏いたします。
この作品は「グレート」と呼ばれていますが、シューベルトの交響曲第6番が同じハ長調のため、
第6番と区別する意味で編成の大きな第8番を「グレート」と呼ぶようになりました。
ですからタイトルとは違い、拍子抜けするほど牧歌的なホルンの演奏からこの曲は始まります。
その後は「歌曲王」として知られるシューベルトの作品らしく歌心に溢れながらも、
わずか31年の短い生涯の最後に病魔と闘いながら書き上げたとは到底思えないような
若々しく疾走感のある作品です。どうかご期待ください。
本稿では、上記文中「疾走感のある作品」と書いた点について
補足したいと思います。
通常、交響曲においては第2楽章もしくは第3楽章に
緩徐楽章と呼ばれるテンポの遅い楽章を挟むことが多いのですが
「グレート」においては第2(3)楽章が他の楽章に比べて
穏やかに聴こえるものの、ドボルザーク「新世界より」の第2楽章や
ベートーベン「第九」の第3楽章のように明らかにテンポの遅い
楽章はありません
実際、楽譜上のテンポ表記は次の通りです
第1楽章 Andante 〜 Allegro ma non troppo 〜 piu mosso
第2楽章 Andante con moto
参考サイトによると「歩く速さで」+「動きを持って」
第3楽章 Allegro vivace
第4楽章 Allegro vivace
上記のように第2楽章は第1楽章の序奏部よりも躍動的な
ニュアンスで書かれています。
交響曲に関する解説にもある通り、
「急・緩・急」を基本として交響曲は進化してきたのですが
シューベルトの場合は以前にも書いた通りメロディの移ろいを
楽しむ書き方になっているので、テンポの変化には頼らないのだと
思います(あくまでも私個人の意見です)
ちなみに、他のシューベルトの交響曲では第4番「悲劇的」も
第2楽章は他の楽章より緩やかですが「緩徐楽章」ほどの
遅いテンポではありません。途中になると「悲しみが疾走する」
というイメージがあります(個人的主観)
話を「グレート」に戻しますと、
ある日の合奏練習で吉澤先生より「寝落ちするほど」安心して
聴いて頂ける演奏が当面の目標と仰られましたが
通常の交響曲での緩徐楽章(「新世界より」なら第2楽章)
のような箇所がこの曲にはありません。
その意味でも安定して聴こえる事の重要性があるように思います
パンフレット表面にも書いてありますが
「シューマンが『天国的な長さ』と評した」事について
次稿で取り上げたいと思います
(その3へ続く)