2020年05月20日

緊急事態宣言解除されたとしても

活動停止中のため久々の投稿になります

本日(5/20)時点ではまだ発表されていませんが
緊急事態宣言解除の方向で進んでいるように思われます

(参考)神戸新聞HPより
 兵庫県立学校 緊急事態宣言解除で6月1日再開へ
 https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202005/0013356928.shtml

それでもイベント開催は難しいようでして
 運動会や音楽会が中止に 加古川市教委が発表(神戸新聞)
 https://www.kobe-np.co.jp/news/touban/202005/0013353499.shtml

オーケストラでソーシャルディスタンスを取ろうとすると・・・
 九州交響楽団のツイッターより
 https://twitter.com/KyushuSymphony/status/1262274320736194560

普段の練習では吉澤先生より奏者間の間隔が広がらないよう注意を受けるのですが
さすがに ↑ これではアンサンブルも難しそうですね(^^;)
 
posted by トトロ △◎/ at 23:35| Comment(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月23日

交響曲第8番(シューベルト D 944)その3

その1その2 より続く

この曲のタイトルとしては「ハ長調」なのですが
第2楽章267小節目からの約60小節間と
第3楽章 Trio は#が3つの「イ長調」になります

勿論ハ長調の所でも臨時記号が付いて一時的に
別の調になるところもあるのですが、
楽譜の左端の音部記号(ト音記号・ヘ音記号・ハ音記号)の
隣に#や♭があると、その数の変化で推測が出来ます

あるいは移調楽器の場合は in C から in A に変わるなどの
形で推測が出来ます Cla や Trp は一部箇所で in A 表記の
譜面に変わります。

Cla の場合は第2楽章だけ in A の表記ですが♭3つから♭無しへ
第3楽章は in C の表記で#無しから#3つに変わるので
何がしたいのかな?と思ってしまいます (^^;)

で、Hr の場合はというと最初から最後まで in C 表記でして
転調するところでも Hr の楽譜の場合はト音記号の隣に
#や♭は付きませんので(注:シューベルトの場合の話です)
合奏中に「A-dur になる所から」と言われても「???」
となる事があります (;^^)
・・・そう言われれば他の所よりも「ミ」(E) や「ラ」(A)
の音の割合が多いかな? その位の認識です 

オチが無い話でどうもすみません m(_ _;)m

続きを読む
posted by トトロ △◎/ at 21:02| Comment(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月16日

交響曲第8番(シューベルト D 944)その2

その1より続く)

当団第12回定期演奏会パンフレット作成にあたり
下記拙文を寄稿しました (;^^)

今回の定期演奏会ではシューベルト作曲の交響曲第8番「グレート」を取り上げます。
加東フィルにとりましては2007年の第2回定期演奏会で第1楽章を取り上げて以来
12年ぶりになるのですが、今回は全楽章を演奏いたします。
この作品は「グレート」と呼ばれていますが、シューベルトの交響曲第6番が同じハ長調のため、
第6番と区別する意味で編成の大きな第8番を「グレート」と呼ぶようになりました。
ですからタイトルとは違い、拍子抜けするほど牧歌的なホルンの演奏からこの曲は始まります。
その後は「歌曲王」として知られるシューベルトの作品らしく歌心に溢れながらも、
わずか31年の短い生涯の最後に病魔と闘いながら書き上げたとは到底思えないような
若々しく疾走感のある作品です。どうかご期待ください。


本稿では、上記文中「疾走感のある作品」と書いた点について
補足したいと思います。

通常、交響曲においては第2楽章もしくは第3楽章に
緩徐楽章と呼ばれるテンポの遅い楽章を挟むことが多いのですが
「グレート」においては第2(3)楽章が他の楽章に比べて
穏やかに聴こえるものの、ドボルザーク「新世界より」の第2楽章や
ベートーベン「第九」の第3楽章のように明らかにテンポの遅い
楽章はありません

実際、楽譜上のテンポ表記は次の通りです

第1楽章 Andante 〜 Allegro ma non troppo 〜 piu mosso

第2楽章 Andante con moto 
     参考サイトによると「歩く速さで」+「動きを持って」

第3楽章 Allegro vivace

第4楽章 Allegro vivace

上記のように第2楽章は第1楽章の序奏部よりも躍動的な
ニュアンスで書かれています。

交響曲に関する解説にもある通り、
「急・緩・急」を基本として交響曲は進化してきたのですが
シューベルトの場合は以前にも書いた通りメロディの移ろいを 
楽しむ書き方になっているので、テンポの変化には頼らないのだと
思います(あくまでも私個人の意見です)

ちなみに、他のシューベルトの交響曲では第4番「悲劇的」も
第2楽章は他の楽章より緩やかですが「緩徐楽章」ほどの
遅いテンポではありません。途中になると「悲しみが疾走する」
というイメージがあります(個人的主観)

話を「グレート」に戻しますと、
ある日の合奏練習で吉澤先生より「寝落ちするほど」安心して
聴いて頂ける演奏が当面の目標と仰られましたが
通常の交響曲での緩徐楽章(「新世界より」なら第2楽章)
のような箇所がこの曲にはありません。
その意味でも安定して聴こえる事の重要性があるように思います

パンフレット表面にも書いてありますが
「シューマンが『天国的な長さ』と評した」事について
次稿で取り上げたいと思います

(その3へ続く)
 
posted by トトロ △◎/ at 11:38| Comment(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月15日

交響曲第8番(シューベルト D 944)その1

11/10開催の当団第12回定期演奏会では
シューベルトの交響曲第8番(通称:グレート)を取り上げます

いつものように wikipedia による曲目解説はこちら
作曲家についてはこちら
昨年書きました「未完成」の曲目解説はこちら

まず最初は第1楽章冒頭8小節の譜面です
gakufu-001.jpg
(Horn in C )

これが伴奏なしでホルンにより奏でられます
「グレート」と呼ぶには余りにも牧歌的な始まりですが
第1楽章の軸となるフレーズです

ところで、この譜面を見て思うのですが・・・

一般的な楽曲では8小節のフレーズの場合
4小節×2 あるいは 2小節×4 に分けることが出来ます
ところがこの箇所の場合は
3小節+3小節+2小節 あるいは 2+1+2+1+2 
のように思えるのです

「2小節×4」であれば「起承転結」になるのですが
「3+3+2」や「2+1+2+1+2」でどのように
「起承転結」を作るのかと思っていたところ
「6小節目」をそのまま2倍に伸ばしたものが
「7〜8小節目」だと気が付きました

つまり
「2+1+2+1」で起承転結を作り、
最後の2小節は「『結』のダメ出し」と考えると
私の中で腑に落ちるものがありました
(異論はあると思います)

この交響曲には他にも4・8小節単位ではないフレーズが
随所にありまして、演奏する側としては厄介なものがあります(^^;)

もう一点、この譜面についてホルン的に書きますと
この曲が書かれた時代(1820年代)ではまだバルブのない
ナチュラルホルンの時代でした。
しかしながら、ちょうど同時期というかD番号
1つ前の D943 に ホルン独奏によるオブリガードを伴う
歌曲「流れの上で "Auf dem strom"」という作品がありまして、
この曲に使われているホルンは現在のようなバルブ付のホルンなのです

(この曲については私の個人ブログにも15年前に拙文を書いています

ベートーベンの第九交響曲の第3楽章のホルンソロも
バルブ付ホルンを所有していた人が初演のソロを務めた(?)
ということもありまして、この時代はちょうど端境期と言えます

で、何が言いたいかと、、、

(興味の無い方は読み飛ばして構いません ^^;)
続きを読む
posted by トトロ △◎/ at 22:02| Comment(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月26日

教会カンタータ第147番(J. S. バッハ BWV147)

6月30日の加東混声合唱団定期演奏会にて
混声合唱団と合同演奏する曲をご紹介します

例の如く 作曲家 (J. S. Bach) についてwikipediaでは こちら
本曲に関する wikipedia の紹介は こちら

元々のタイトルは「心と口と行いと生活で」なのですが
この中の曲に有名な『主よ、人の望みの喜びよ』が含まれており
この曲を含む数曲を今回お送りします
(諸事情によりどの曲かは当日のお楽しみ)

上記リンクによると2部構成の全10曲からなり

<第1部>
 第1曲 合唱「心と口と行いと生活で」
 第2曲 レチタティーヴォ「祝福されし口よ」
 第3曲 アリア「おお魂よ、恥ずることなかれ」
 第4曲 レチタティーヴォ「頑ななる心は権力者を盲目にし、最高者の腕を王座より突き落とす」
 第5曲 アリア「イエスよ、道をつくり給え」
 第6曲 コラール合唱「イエスはわたしのもの」(Wohl mir, daß ich Jesum habe)

<第2部>
 第7曲 アリア「助け給え、イエスよ」
 第8曲 レチタティーヴォ「全能にして奇跡なる御手は」
 第9曲 アリア「われは歌わんイエスの御傷」
 第10曲 コラール合唱「イエスは変わらざるわが喜び」(Jesus bleibet meine Freude)

(wikipediaより引用)

実は第1部の最後6曲目と第2部最後の10曲目は
同じメロディで違う歌詞が歌われます
この2曲が『主よ、人の望みの喜びよ』と呼ばれています

そもそも「カンタータ」とはイタリア語で「歌う(cantare)」から
由来していて器楽伴奏付の声楽作品を指しています(参考リンク

で、「教会カンタータ」ですからキリスト教のイエス様を
称える歌だと分かるのですが、昨年の混声定期で演奏しました
モーツァルトの戴冠ミサと何が違うのかと言いますと
ミサ曲はカトリックの様式に従ったものですが
バッハ自身はルター派プロテスタント)の教会に居ましたのでそういうことになりました。

この曲の本来の使われ方としては、第1部の演奏後に牧師による説教があり
その後に第2部を演奏するということなので『主よ、人の望みの喜びよ』
が演奏されると「締め」ということになります (^^;)
確かに「締め」に相応しい曲だと思います

ところで、バッハの作品一覧によると
教会カンタータだけでも200作品あり(各作品ごとに数曲から10曲あります)
気の遠くなりそうな数の作品があります

しかもこれらのほとんどが1723年のライプツィヒ聖トーマス教会に
職を得てから4〜5年の間に書かれています(紛失した作品もあるそうです)
ちなみに、ベートーベンの第九交響曲が1824年作曲との事なので
それよりも100年前の作品になります
(それこそ本曲は1724年の作品なのでベートーベン「第九」のちょうど100年前ですね)

解説になったのかどうかよく分かりませんが
要は、現在様々な形態で演奏されることの多い
『主よ、人の望みの喜びよ』のオリジナルということで
憶えて頂ければそれでいいのではないかと思います (^^;)
 
posted by トトロ △◎/ at 11:50| Comment(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月24日

喜歌劇「ジプシー男爵」序曲(J.シュトラウス2世)

スプリングコンサート2019の曲目解説として今回は
J.シュトラウス2世作曲の「ジプシー男爵」序曲を取り上げます

例の如くwikipediaによる解説はこちら
作曲者についての解説はこちら
喜歌劇のあらすじはこちら

(筆者注)近年「ジプシー」の表記は諸事情により「ロマ」と言い換えられていますが
楽曲のタイトル名でもありますのでこのままの形で表記します


J.シュトラウス2世の喜歌劇では「こうもり」が有名なので
陰に隠れがちなのですが、19世紀の後半に多くの作曲家が
ハンガリー的な要素を題材に選んでいるようで
(中でもブラームスの「ハンガリー舞曲」が特に有名です)
この作品もハンガリー人による短編小説が原作になっています

簡単に話をまとめると

事情により「流浪民」に身をやつした旧領地の継承者と
「流浪民」に身をやつしたトルコ太守の娘が恋に落ち
「伝説の財宝」探しと「男爵」の地位を取り戻すため
スペインとの戦争に赴く、、、結果やいかに

という内容です (^^;)

序曲では、J.シュトラウス2世の作品にしては重厚な
印象のある序奏に続いてクラリネットやフルートのカデンツァ
更にオーボエの独奏が続きます。その後お得意のウインナワルツを経て
最後はチャルダッシュ風の音楽で最後に向かいます。

ウイーンの人から見たハンガリーという異国情緒を
どのように表現出来るのかが演奏上のポイントなのかも知れません

・・・いつもよりは解説らしく出来たのかな?(;^^)
posted by トトロ △◎/ at 22:14| Comment(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月30日

「劇場支配人」序曲 K.486(モーツァルト作曲)

第11回定期演奏会でオケの1曲目として演奏される
「劇場支配人」序曲 K.486(モーツァルト作曲)を紹介します

wikipediaによる紹介は上記リンク参照
劇のあらすじはこちらを参照ください

便宜上「歌劇」と紹介されていますが
正確には音楽付きの喜劇というところでして
「魔笛」のようなジングシュピール Singspiel とも少しばかり違うようです)

内容としては2人の女性歌手が歌劇場のプリマドンナの座を
争って一発即発状態になっているところを描いた喜劇でして
どのように治めたのかはあらすじ紹介のリンク先をご覧下さい
もう一ヶ所の参照先はこちら

ここで「オペラ」について少しばかり補足しますと
元はイタリア語で「仕事」「作品」を意味しており
ラテン語の "opus" に由来しています
(クラシック音楽の作品番号を "op." で表記するのはここから来ています)

歌(アリア等)だけでなくセリフに当たる部分についても
歌手による歌唱(レチタティーヴォ 叙唱・朗唱)で進めていくことが特徴です

一方 ジングシュピール Singspiel では
レチタティーヴォはなく歌以外は普通にセリフを話します

話を「劇場支配人」に戻しますと
規模の小さい作品であるがゆえに却って上演機会の少ない作品ですが
モーツァルトの他のオペラにも通じるような風刺の利いた内容なので
序曲だけでもそういう所が伝わるように演奏したいと思います
 
posted by トトロ △◎/ at 23:36| Comment(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月09日

交響曲第9番「新世界より」(ドヴォルザーク作曲)その3

この曲は2015年にも取り上げていますので
その時に書いた曲目解説へのリンクを貼っておきます

 その1   その2

(一般的な解説は「その1」のリンク先を参照ください)

3年前は1・4楽章だけを採り上げましたが
今回は全楽章演奏しますので今回は2・3楽章を中心に
書いてみたいと思います。

・・・と言いながら

今回の定演パンフレット裏面にも解説を書いたのですが
当初提出した原稿では「イングリッシュホルン」を
「コールアングレ」と書いていました。

当局より、音楽の教科書ではこの楽器を「イングリッシュホルン」と
紹介されているので修正したいとの要請がありまして
修正に応じました。

私の演奏している楽器(ホルン)も”フレンチホルン”と呼ばれています
「ホルン」もフランス語読みでは「コル」と呼ばれます

wikipediaの解説でもある通り金管のフレンチホルンに対する
木管のイングリッシュという訳でもなく、
それぞれの国に由来するものでもない訳でして
実際現在使われている楽器は
金管・ホルンの99%はドイツ式システムを採用しており
木管・イングリッシュホルンはフランスのメーカーのシェアが高い訳で
よく分からない事になっています (^^;)

パンフレット上の解説を書いたのは5月末でしたが
9/8の練習時点でもコールアングレと一緒に合奏出来ていません

その場合、他の楽器で代奏するのですが
当団ではオーボエあるいはファゴットで代奏しています
ホルンでも演奏出来なくもないのですが
(ミュートを付ければそれらしい音になります)
最後のところ高い音が続くので自粛しています (;^^)

#そういえば過去に他の曲の練習でコールアングレの代奏をしたことがありました

・・・曲目解説になっていないような(−−;)

おそらく後日「その4」を書くかもしれません
 
posted by トトロ △◎/ at 22:01| Comment(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月09日

交響曲第7番「未完成」(シューベルト作曲)

7月の加東混声合奏団定期演奏会ではオケ単独演奏として
シューベルト作曲の「未完成」を取り上げます

いつものようにWikipediaによる解説は こちら
作曲者 シューベルトについての解説は こちら

シューベルトが31歳の若さで亡くなった事と「未完成」と
呼ばれていることから、病魔と闘いながら作曲して力尽きた・・・
というように想像されますが、実際のところ作品番号(ドイチュ番号)では
759番(D 759)でして、ドイチュ番号は990番台まであるそうですので
また、第8番の交響曲「ザ・グレート」(D 944)も書き上げていますので
第3楽章を書いていた途中で後が続かなくなり
その間に他の曲がどんどん創作され、この曲を
作りかけていたことすら忘れてしまったということのようです。

更には、今回演奏する「未完成(D 759)」以外にも
4曲の未完成交響曲があるようです
但し、「自筆譜のままで演奏され得る」曲だけに「交響曲第*番」と
名付けるようにルール改正されたため
改正以前は
第7番が D 729(ホ長調の交響曲でオーケストレーションが為されていない作品)
第8番が所謂「未完成(D 759)」
第9番が所謂「ザ・グレート(D 944)」
と呼ばれていました

話を D 759 の「未完成」に戻しますと
この曲は1822年に作曲されたそうですが時代的には

ベートーベンの7番・8番 は 1814年に初演
ベートーベンの「第九」は 1824年初演

他の作曲家では
ベルリオーズがパリ音楽院に入学したのが 1823年

シューマンは 1810年生まれ、ブラームスは 1833年生まれ

話が脱線しました

シューベルトの交響曲はベートーベン/ブラームスの交響曲のような
短いフレーズを積み上げて大伽藍を構成するのではなく
「歌曲王」と呼ばれるだけあって、メロディの移ろいを楽しむようなところがあり
後の作曲家ではドボルザークの交響曲にもその傾向が見られます。

posted by トトロ △◎/ at 23:39| Comment(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月03日

戴冠ミサ K.317(モーツァルト作曲)

7月1日の加東混声合唱団第11回定期演奏会では
合唱団との合同演奏曲として、モーツァルトの「戴冠ミサ」から
「キリエ」「グロリア」「サンクトゥス」の3曲を採り上げます

Wikipediaによる解説はこちら
他の参考サイトはこちら

ミサ曲という事なので、基本的に歌詞について「キリエ」はギリシャ語、
「グロリア」「サンクトゥス」はラテン語ということで
作曲家を問わず同じ歌詞が」使われています

ミサ曲ということなので主にカトリック教会での典礼に使われます
そのため、お亡くなりになった人の安息を祈るための
ミサの事を特別に「レクイエム」と言います
(レクイエムの場合「グローリア」は省略されます)

「戴冠」という名前が付いていますが、モーツァルト自身が
名付けたのではなく、後に国王の戴冠式に2度も用いられたことで
そのように呼ばれる事になりました。

編成において特徴的なのはモーツァルトの宗教曲としては
あまり用いられていないホルンが入っている事と
弦楽器にビオラが入っていない事です (参考)

編成にホルンが入っていることや、独唱部分では
オペラを感じさせるような華やかさが感じられます
今回演奏する「キリエ」「グロリア」「サンクトゥス」
3曲ともハ長調ということで堂々とした印象があるのですが
VnやCb(4弦)にC線がないためか管で響を補うことを
前提にしているように思います。

いつもながら纏まらない曲目紹介になりました
posted by トトロ △◎/ at 17:11| Comment(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする