2018年09月09日

交響曲第9番「新世界より」(ドヴォルザーク作曲)その3

この曲は2015年にも取り上げていますので
その時に書いた曲目解説へのリンクを貼っておきます

 その1   その2

(一般的な解説は「その1」のリンク先を参照ください)

3年前は1・4楽章だけを採り上げましたが
今回は全楽章演奏しますので今回は2・3楽章を中心に
書いてみたいと思います。

・・・と言いながら

今回の定演パンフレット裏面にも解説を書いたのですが
当初提出した原稿では「イングリッシュホルン」を
「コールアングレ」と書いていました。

当局より、音楽の教科書ではこの楽器を「イングリッシュホルン」と
紹介されているので修正したいとの要請がありまして
修正に応じました。

私の演奏している楽器(ホルン)も”フレンチホルン”と呼ばれています
「ホルン」もフランス語読みでは「コル」と呼ばれます

wikipediaの解説でもある通り金管のフレンチホルンに対する
木管のイングリッシュという訳でもなく、
それぞれの国に由来するものでもない訳でして
実際現在使われている楽器は
金管・ホルンの99%はドイツ式システムを採用しており
木管・イングリッシュホルンはフランスのメーカーのシェアが高い訳で
よく分からない事になっています (^^;)

パンフレット上の解説を書いたのは5月末でしたが
9/8の練習時点でもコールアングレと一緒に合奏出来ていません

その場合、他の楽器で代奏するのですが
当団ではオーボエあるいはファゴットで代奏しています
ホルンでも演奏出来なくもないのですが
(ミュートを付ければそれらしい音になります)
最後のところ高い音が続くので自粛しています (;^^)

#そういえば過去に他の曲の練習でコールアングレの代奏をしたことがありました

・・・曲目解説になっていないような(−−;)

おそらく後日「その4」を書くかもしれません
 
posted by トトロ △◎/ at 22:01| Comment(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月09日

交響曲第7番「未完成」(シューベルト作曲)

7月の加東混声合奏団定期演奏会ではオケ単独演奏として
シューベルト作曲の「未完成」を取り上げます

いつものようにWikipediaによる解説は こちら
作曲者 シューベルトについての解説は こちら

シューベルトが31歳の若さで亡くなった事と「未完成」と
呼ばれていることから、病魔と闘いながら作曲して力尽きた・・・
というように想像されますが、実際のところ作品番号(ドイチュ番号)では
759番(D 759)でして、ドイチュ番号は990番台まであるそうですので
また、第8番の交響曲「ザ・グレート」(D 944)も書き上げていますので
第3楽章を書いていた途中で後が続かなくなり
その間に他の曲がどんどん創作され、この曲を
作りかけていたことすら忘れてしまったということのようです。

更には、今回演奏する「未完成(D 759)」以外にも
4曲の未完成交響曲があるようです
但し、「自筆譜のままで演奏され得る」曲だけに「交響曲第*番」と
名付けるようにルール改正されたため
改正以前は
第7番が D 729(ホ長調の交響曲でオーケストレーションが為されていない作品)
第8番が所謂「未完成(D 759)」
第9番が所謂「ザ・グレート(D 944)」
と呼ばれていました

話を D 759 の「未完成」に戻しますと
この曲は1822年に作曲されたそうですが時代的には

ベートーベンの7番・8番 は 1814年に初演
ベートーベンの「第九」は 1824年初演

他の作曲家では
ベルリオーズがパリ音楽院に入学したのが 1823年

シューマンは 1810年生まれ、ブラームスは 1833年生まれ

話が脱線しました

シューベルトの交響曲はベートーベン/ブラームスの交響曲のような
短いフレーズを積み上げて大伽藍を構成するのではなく
「歌曲王」と呼ばれるだけあって、メロディの移ろいを楽しむようなところがあり
後の作曲家ではドボルザークの交響曲にもその傾向が見られます。

posted by トトロ △◎/ at 23:39| Comment(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月03日

戴冠ミサ K.317(モーツァルト作曲)

7月1日の加東混声合唱団第11回定期演奏会では
合唱団との合同演奏曲として、モーツァルトの「戴冠ミサ」から
「キリエ」「グロリア」「サンクトゥス」の3曲を採り上げます

Wikipediaによる解説はこちら
他の参考サイトはこちら

ミサ曲という事なので、基本的に歌詞について「キリエ」はギリシャ語、
「グロリア」「サンクトゥス」はラテン語ということで
作曲家を問わず同じ歌詞が」使われています

ミサ曲ということなので主にカトリック教会での典礼に使われます
そのため、お亡くなりになった人の安息を祈るための
ミサの事を特別に「レクイエム」と言います
(レクイエムの場合「グローリア」は省略されます)

「戴冠」という名前が付いていますが、モーツァルト自身が
名付けたのではなく、後に国王の戴冠式に2度も用いられたことで
そのように呼ばれる事になりました。

編成において特徴的なのはモーツァルトの宗教曲としては
あまり用いられていないホルンが入っている事と
弦楽器にビオラが入っていない事です (参考)

編成にホルンが入っていることや、独唱部分では
オペラを感じさせるような華やかさが感じられます
今回演奏する「キリエ」「グロリア」「サンクトゥス」
3曲ともハ長調ということで堂々とした印象があるのですが
VnやCb(4弦)にC線がないためか管で響を補うことを
前提にしているように思います。

いつもながら纏まらない曲目紹介になりました
posted by トトロ △◎/ at 17:11| Comment(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月11日

クシコス・ポスト(ネッケ作曲)

今回、3月のファミリーコンサートでは
ネッケ作曲の「クシコス・ポスト」を取り上げます
(wikipedia による解説はリンク参照

解説によると「クシコス」とは地名ではなく
ハンガリー語の「馬に乗る人」ということなので
「クシコス・ポスト」で「郵便馬車」という意味になります

どうしても以前に当団で取り上げた曲と同じように考えて
「クシコス」を地名と思ってしまうのかも知れません (^^;)

作曲者も聞き慣れない方だなと思っていたら
「クシコス・ポスト」以外には全く知られていません

日本では運動会の定番音楽の一つとして知られていますが
日本以外の国ではこの曲はあまり知られていないとの事です

これ以上話が展開できそうにありませんので
ここで失礼します 
posted by トトロ △◎/ at 21:25| Comment(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月30日

交響曲第8番(ドボルザーク作曲)その3

その1 その2 より続く

本稿では「トランペットのファンファーレから始まる第4楽章」について書きます

色々な楽器の集合体であるオーケストラ(管弦楽)のための
ソナタの事を交響曲と言います(リンク先参照

なので、単独の楽器による独奏・ユニゾンというのは
「交響曲」という様式としては非常に異質で、更に
それを楽章の冒頭に持ってくるというのは非常にレアだと思います
(#本稿では「他の楽器を伴わない演奏」という意味です)
私の記憶にある範囲で他に該当するものとしては

シューベルト:交響曲第8番(9番)「グレート」第1楽章冒頭のホルン(2管のユニゾン)

メンデルスゾーン:交響曲第5番「宗教改革」第4楽章冒頭のフルート独奏
(厳密には第3楽章とアタッカになっていてチェロ・バスの音が第4楽章最初の拍まで残っています)

マーラー:交響曲第5番 第1楽章冒頭のトランペット独奏
(第3楽章冒頭の独奏ホルン以外4管のユニゾンも対象かな?フルスコア見当たらないので自信なし)

ブラームス:交響曲第4番 第2楽章冒頭の第3・4番ホルン2管によるユニゾン

一応、1小節はその状態が続くことを基準にしていますので
ベートーベン「第九」第3楽章冒頭のファゴットはこの条件に入りません(^^;)
#他にそのような例がありましたらご教示願います 

(2017.10.1 追記)
ベルリオーズ:幻想交響曲 第3楽章のコールアングレもそうだったかな?
(スコアが手元にないので自信なし)

思ったよりも色々な例がありましたが
これらの殆どが静かに演奏するような所であることに対して
ドボルザークの交響曲第8番終楽章冒頭のトランペットは
賑やかなファンファーレでして
その点で際立っているように思います。

更に変わっているのは、賑やかなファンファーレで始まるのに
そのまま賑やかに展開せず、ファンファーレの後はチェロによる
牧歌的な主題が始まります
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posted by トトロ △◎/ at 23:45| Comment(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月18日

交響曲第8番(ドボルザーク作曲)その2

その1)より続く

本稿では「交響曲にしては珍しい優美なワルツを取り入れた」について書きます

交響曲では基本的に複数の「楽章」で構成される
一種の「組曲」ですので(厳密には「組曲」と「交響曲」は違うのですが)
2拍子や4拍子ばかりでは、もちろん急緩織り交ぜているのですが
それでも目先を変えるために3拍子の所も入れたくなるわけで
例外もあるのですが、大概の交響曲では3拍子の楽章が1つだけ含まれています

この3拍子の楽章はハイドンやモーツァルトの時代(古典派)ではメヌエットでしたが
ベートーベンがスケルツォを取り入れてからはスケルツォが主流になりました
ベートーベンの第1番の交響曲ではメヌエットと題されていますが、実質的にはスケルツォだといわれています)

私が知る範囲で交響曲の3拍子の楽章に
ワルツが取り入れられているのは、ドボルザークの8番以外で

ベルリオーズ「幻想交響曲」(第2楽章)
チャイコフスキーの5番(第3楽章)です

他にありましたらご教示願います(^^;)

ドボルザークの8番(第3楽章)をワルツと表現しましたが
楽章の最後に2拍子のコーダがあるので
学問的には「舞曲」という事になるのだそうですが
雰囲気的にはワルツと言っても差支えないのではと思っています(^^;)

もう少し掘り下げたいところですがこの辺りで失礼します
posted by トトロ △◎/ at 23:53| Comment(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月09日

交響曲第8番(ドボルザーク作曲)その1

9月は練習日記に代わり定期演奏会メイン曲の
曲目解説(怪説?)を書きます

いつものようにWikipediaによる曲目解説はこちら
作曲者のドボルザークについてはこちらのリンクを参照

演奏会パンフレット裏面に私が書いているものを最初に紹介します

今回の演奏会ではドボルザーク作曲の交響曲第8番を取り上げます。
作曲者のドボルザークはチェコの首都プラハ近郊の小さな農村で生まれ育ったということもあり、主に弦楽器で奏でられる田園風景を想わせるようなメロディや、木管楽器が奏でるさまざまな鳥の鳴き声を模したフレーズが全楽章に亘り演奏されます。
また、交響曲にしては珍しい優美なワルツを取り入れた第3楽章や、トランペットのファンファーレから始まる第4楽章と合わせて、色々な楽器の聴きどころをてんこ盛りに詰め込んだ心象風景のアルバムと言える作品です。
「スラブ舞曲」などでも知られるドボルザークの交響曲の中でも特に民族色の強い作品でありながら、世の東西を問わず親しまれる普遍的な「ふるさと」がこの曲にはあります。加東フィルによる心の「ふるさと」をどうか楽しみにしてください。


本稿(その1)では
「木管楽器が奏でるさまざまな鳥の鳴き声を模したフレーズ」について取り上げます

勿論、この曲は標題音楽ではありませんので
どのようにイメージしようとも自由なのですが
高い音・低い音の2音で区切って演奏されるところは
よく「カッコウ」に例えられます(#文章で表現しにくい)

参考サイトでは
ベートーベン「田園」マーラー「巨人」が紹介されています

ベートーベン「田園」では クラリネットで実音の「レ」「シ♭」(3度)
(第2楽章 131小節目 楽譜表記は in B♭で「ミ」「ド」)

マーラー「巨人」では クラリネットで実音の「レ」「ラ」(4度)
(第1楽章 30小節目 楽譜表記は in B♭で「ミ」「シ」)

ドボルザーク8番では 第1楽章 121小節目に
フルートとオーボエで 実音の「ラ」「レ」(5度)
・・・これをカッコウに入れて良いのかどうか分かりませんが(^^;)
色々な音のカッコウがあるようです

他の鳥の表現についてもこちらのサイト
右側リンクを参考に探されても面白いと思います。(^^;)

(その2へ続く)
posted by トトロ △◎/ at 23:07| Comment(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月14日

歌劇「魔弾の射手」序曲(ウェーバー作曲)

当ブログにこの曲の紹介を書いていなかったことに
今頃気が付きました (^^;)

いつものようにWikipediaによる解説はこちら
作曲者ウェーバーの紹介はこちら

物語としては
ドイツに古くから伝わる伝説に登場する、7発中6発は必ず望んだところに命中するが、
残りの1発は悪魔の望むところへ命中する「悪魔の弾」を持つ射撃手の話で
恋人との結婚を認めてもらうために「悪魔の弾」を手に入れて射撃大会に出場し、
そのおかげで6発目までは正確に標的を射抜いて上々の成績を収めるのですが
いよいよ問題の7発目・・・その結果は前述のリンクを見てください(^^;)

曲としては弦楽器のユニゾンによる荘厳な序奏の後
ホルン4重奏による讃美歌を元にしたメロディを演奏します
1821年初演なので当時のホルンはバルブの無いナチュラルホルンでした
そのため1つのメロディを1番奏者と3番奏者が交互に演奏します
(1・2番奏者はF管、3・4番奏者はC管の楽器を使用していました)
2・4番奏者は1・3番がメロディを演奏するところの下支えをします

その後は不安にさせるような所や、クラリネット独奏による神秘的な所
大見得を切る所、歌劇の中に出てくる色々なテーマが出てきて
華やかに序曲の最後を締めます(別参照)

しかし、この歌劇に出てくる有名な「狩人の合唱」のメロディは
なぜか序曲の中には出てきません。
当団定演で一緒に演奏するバイオリン教室生のステージで
「狩人の合唱」を演奏する年もありますので、今年は分かりませんが
ありましたら面白いと思います (^^;)

いつものように取りとめのない解説になりました

(8/15一部修正)

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2017年02月26日

ワルツ「酒、女、歌」(J.シュトラウス2世作曲)

当団スプリングコンサートで恒例(?)のワルツですが
今回はJ.シュトラウス2世「酒、女、歌」を取り上げます
作曲者についてはこちらを参照

この作品は宗教改革で知られるマルティン・ルター
「酒と女と歌を愛さぬ者は、生涯馬鹿で終わる」 (^^;)
という格言(?)に由来して後世創られた詩に
J.シュトラウス2世が曲をつけた作品で
1869年に男声合唱により初演されました。
J.シュトラウス2世の十大ワルツの一つに挙げられます

リンク先の解説にもある通り、並外れて長い導入部
(イントロ)を有するので、今回の演奏会では最初の99小節を
省略して100小節目のアウフタクトからの演奏開始になります。

一般にウィーンのあるオーストリアはカトリック系と言われていますが
プロテスタントの創始者であるルターの言葉を
取り上げるのはちょっと不思議な感じがします(^^;)

男声合唱曲として創られたということなので
どのような歌詞なのか興味深いのですが
調べた範囲では全体の日本語訳は見つけられませんでした
参照ページでは第1ワルツ部分の歌詞として
さあ注げ、それ注げ……フランケン・ワインをたっぷり注げよ、なければ愛しのオーストリア産参照ページ引用)
と歌われています。

この「フランケン・ワイン」というのが気になりまして調べてみると、
代表的なドイツワインのモーゼルラインとも違って
ドイツワインは、一般に女性に例えられるのに対し、フランケンワインだけは常に男性的とされている。(参考サイトより引用)
ということで、
機会がありましたら飲み比べてみたいものです(^^;)

この曲の原題は「Wein, Weib und Gesang」なのですが
「Wein」(ワイン)、「Gesang」(歌)は分かります
ところで、和独辞書で「女」を引くと「Flau」が出てきます
「Weib」を引くと、確かに「女」も出てきますが
どちらかというと「かかあ(母)」「女房」のニュアンスに
なるようです(^^;)

いつもながら話が脱線しました

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posted by トトロ △◎/ at 16:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月19日

行進曲「ワシントン・ポスト」(スーザ作曲)

今回のスプリングコンサートではスーザ作曲の
「ワシントン・ポスト」を取り上げます

作曲者のスーザについてはこちらを参照ください

曲名にあるワシントン・ポストという新聞社
1889年に当時アメリカ海兵隊楽団長であった
スーザに表彰式用の音楽として依頼した作品で
同氏の代表的な作品の一つに挙げられます

曲の冒頭リズムセクションを除くほとんどの楽器が
半音階でイントロを演奏するのが特徴的です。
他にも特徴的な点としてはトリオと呼ばれる中間部から
イントロへ戻らずに終わる所が挙げられます
(「星条旗よ永遠なれ」も同様の形式ですが行進曲としては例外的です)

8分の6拍子の軽快で華やかなメロディは
スプリングコンサートに相応しいように思われます。

スーザの行進曲は吹奏楽で演奏される機会が多いのですが
管弦楽では吹奏楽と調性が違うため一味違って聴こえるので
その点もまたお楽しみ下さい。
posted by トトロ △◎/ at 16:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする