今回、3月のファミリーコンサートでは
ネッケ作曲の「クシコス・ポスト」を取り上げます
(wikipedia による解説はリンク参照)
解説によると「クシコス」とは地名ではなく
ハンガリー語の「馬に乗る人」ということなので
「クシコス・ポスト」で「郵便馬車」という意味になります
どうしても以前に当団で取り上げた曲と同じように考えて
「クシコス」を地名と思ってしまうのかも知れません (^^;)
作曲者も聞き慣れない方だなと思っていたら
「クシコス・ポスト」以外には全く知られていません
日本では運動会の定番音楽の一つとして知られていますが
日本以外の国ではこの曲はあまり知られていないとの事です
これ以上話が展開できそうにありませんので
ここで失礼します
2018年02月11日
2017年09月30日
交響曲第8番(ドボルザーク作曲)その3
その1 その2 より続く
本稿では「トランペットのファンファーレから始まる第4楽章」について書きます
色々な楽器の集合体であるオーケストラ(管弦楽)のための
ソナタの事を交響曲と言います(リンク先参照)
なので、単独の楽器による独奏・ユニゾンというのは
「交響曲」という様式としては非常に異質で、更に
それを楽章の冒頭に持ってくるというのは非常にレアだと思います
(#本稿では「他の楽器を伴わない演奏」という意味です)
私の記憶にある範囲で他に該当するものとしては
シューベルト:交響曲第8番(9番)「グレート」第1楽章冒頭のホルン(2管のユニゾン)
メンデルスゾーン:交響曲第5番「宗教改革」第4楽章冒頭のフルート独奏
(厳密には第3楽章とアタッカになっていてチェロ・バスの音が第4楽章最初の拍まで残っています)
マーラー:交響曲第5番 第1楽章冒頭のトランペット独奏
(第3楽章冒頭の独奏ホルン以外4管のユニゾンも対象かな?フルスコア見当たらないので自信なし)
ブラームス:交響曲第4番 第2楽章冒頭の第3・4番ホルン2管によるユニゾン
一応、1小節はその状態が続くことを基準にしていますので
ベートーベン「第九」第3楽章冒頭のファゴットはこの条件に入りません(^^;)
#他にそのような例がありましたらご教示願います
(2017.10.1 追記)
ベルリオーズ:幻想交響曲 第3楽章のコールアングレもそうだったかな?
(スコアが手元にないので自信なし)
思ったよりも色々な例がありましたが
これらの殆どが静かに演奏するような所であることに対して
ドボルザークの交響曲第8番終楽章冒頭のトランペットは
賑やかなファンファーレでして
その点で際立っているように思います。
更に変わっているのは、賑やかなファンファーレで始まるのに
そのまま賑やかに展開せず、ファンファーレの後はチェロによる
牧歌的な主題が始まります
続きを読む
本稿では「トランペットのファンファーレから始まる第4楽章」について書きます
色々な楽器の集合体であるオーケストラ(管弦楽)のための
ソナタの事を交響曲と言います(リンク先参照)
なので、単独の楽器による独奏・ユニゾンというのは
「交響曲」という様式としては非常に異質で、更に
それを楽章の冒頭に持ってくるというのは非常にレアだと思います
(#本稿では「他の楽器を伴わない演奏」という意味です)
私の記憶にある範囲で他に該当するものとしては
シューベルト:交響曲第8番(9番)「グレート」第1楽章冒頭のホルン(2管のユニゾン)
メンデルスゾーン:交響曲第5番「宗教改革」第4楽章冒頭のフルート独奏
(厳密には第3楽章とアタッカになっていてチェロ・バスの音が第4楽章最初の拍まで残っています)
マーラー:交響曲第5番 第1楽章冒頭のトランペット独奏
(第3楽章冒頭の独奏ホルン以外4管のユニゾンも対象かな?フルスコア見当たらないので自信なし)
ブラームス:交響曲第4番 第2楽章冒頭の第3・4番ホルン2管によるユニゾン
一応、1小節はその状態が続くことを基準にしていますので
ベートーベン「第九」第3楽章冒頭のファゴットはこの条件に入りません(^^;)
#他にそのような例がありましたらご教示願います
(2017.10.1 追記)
ベルリオーズ:幻想交響曲 第3楽章のコールアングレもそうだったかな?
(スコアが手元にないので自信なし)
思ったよりも色々な例がありましたが
これらの殆どが静かに演奏するような所であることに対して
ドボルザークの交響曲第8番終楽章冒頭のトランペットは
賑やかなファンファーレでして
その点で際立っているように思います。
更に変わっているのは、賑やかなファンファーレで始まるのに
そのまま賑やかに展開せず、ファンファーレの後はチェロによる
牧歌的な主題が始まります
続きを読む
2017年09月18日
交響曲第8番(ドボルザーク作曲)その2
(その1)より続く
本稿では「交響曲にしては珍しい優美なワルツを取り入れた」について書きます
交響曲では基本的に複数の「楽章」で構成される
一種の「組曲」ですので(厳密には「組曲」と「交響曲」は違うのですが)
2拍子や4拍子ばかりでは、もちろん急緩織り交ぜているのですが
それでも目先を変えるために3拍子の所も入れたくなるわけで
例外もあるのですが、大概の交響曲では3拍子の楽章が1つだけ含まれています
この3拍子の楽章はハイドンやモーツァルトの時代(古典派)ではメヌエットでしたが
ベートーベンがスケルツォを取り入れてからはスケルツォが主流になりました
(ベートーベンの第1番の交響曲ではメヌエットと題されていますが、実質的にはスケルツォだといわれています)
私が知る範囲で交響曲の3拍子の楽章に
ワルツが取り入れられているのは、ドボルザークの8番以外で
ベルリオーズ「幻想交響曲」(第2楽章)と
チャイコフスキーの5番(第3楽章)です
他にありましたらご教示願います(^^;)
ドボルザークの8番(第3楽章)をワルツと表現しましたが
楽章の最後に2拍子のコーダがあるので
学問的には「舞曲」という事になるのだそうですが
雰囲気的にはワルツと言っても差支えないのではと思っています(^^;)
もう少し掘り下げたいところですがこの辺りで失礼します
本稿では「交響曲にしては珍しい優美なワルツを取り入れた」について書きます
交響曲では基本的に複数の「楽章」で構成される
一種の「組曲」ですので(厳密には「組曲」と「交響曲」は違うのですが)
2拍子や4拍子ばかりでは、もちろん急緩織り交ぜているのですが
それでも目先を変えるために3拍子の所も入れたくなるわけで
例外もあるのですが、大概の交響曲では3拍子の楽章が1つだけ含まれています
この3拍子の楽章はハイドンやモーツァルトの時代(古典派)ではメヌエットでしたが
ベートーベンがスケルツォを取り入れてからはスケルツォが主流になりました
(ベートーベンの第1番の交響曲ではメヌエットと題されていますが、実質的にはスケルツォだといわれています)
私が知る範囲で交響曲の3拍子の楽章に
ワルツが取り入れられているのは、ドボルザークの8番以外で
ベルリオーズ「幻想交響曲」(第2楽章)と
チャイコフスキーの5番(第3楽章)です
他にありましたらご教示願います(^^;)
ドボルザークの8番(第3楽章)をワルツと表現しましたが
楽章の最後に2拍子のコーダがあるので
学問的には「舞曲」という事になるのだそうですが
雰囲気的にはワルツと言っても差支えないのではと思っています(^^;)
もう少し掘り下げたいところですがこの辺りで失礼します
2017年09月09日
交響曲第8番(ドボルザーク作曲)その1
9月は練習日記に代わり定期演奏会メイン曲の
曲目解説(怪説?)を書きます
いつものようにWikipediaによる曲目解説はこちら
作曲者のドボルザークについてはこちらのリンクを参照
演奏会パンフレット裏面に私が書いているものを最初に紹介します
今回の演奏会ではドボルザーク作曲の交響曲第8番を取り上げます。
作曲者のドボルザークはチェコの首都プラハ近郊の小さな農村で生まれ育ったということもあり、主に弦楽器で奏でられる田園風景を想わせるようなメロディや、木管楽器が奏でるさまざまな鳥の鳴き声を模したフレーズが全楽章に亘り演奏されます。
また、交響曲にしては珍しい優美なワルツを取り入れた第3楽章や、トランペットのファンファーレから始まる第4楽章と合わせて、色々な楽器の聴きどころをてんこ盛りに詰め込んだ心象風景のアルバムと言える作品です。
「スラブ舞曲」などでも知られるドボルザークの交響曲の中でも特に民族色の強い作品でありながら、世の東西を問わず親しまれる普遍的な「ふるさと」がこの曲にはあります。加東フィルによる心の「ふるさと」をどうか楽しみにしてください。
本稿(その1)では
「木管楽器が奏でるさまざまな鳥の鳴き声を模したフレーズ」について取り上げます
勿論、この曲は標題音楽ではありませんので
どのようにイメージしようとも自由なのですが
高い音・低い音の2音で区切って演奏されるところは
よく「カッコウ」に例えられます(#文章で表現しにくい)
参考サイトでは
ベートーベン「田園」や マーラー「巨人」が紹介されています
ベートーベン「田園」では クラリネットで実音の「レ」「シ♭」(3度)
(第2楽章 131小節目 楽譜表記は in B♭で「ミ」「ド」)
マーラー「巨人」では クラリネットで実音の「レ」「ラ」(4度)
(第1楽章 30小節目 楽譜表記は in B♭で「ミ」「シ」)
ドボルザーク8番では 第1楽章 121小節目に
フルートとオーボエで 実音の「ラ」「レ」(5度)
・・・これをカッコウに入れて良いのかどうか分かりませんが(^^;)
色々な音のカッコウがあるようです
他の鳥の表現についてもこちらのサイトの
右側リンクを参考に探されても面白いと思います。(^^;)
(その2へ続く)
曲目解説(怪説?)を書きます
いつものようにWikipediaによる曲目解説はこちら
作曲者のドボルザークについてはこちらのリンクを参照
演奏会パンフレット裏面に私が書いているものを最初に紹介します
今回の演奏会ではドボルザーク作曲の交響曲第8番を取り上げます。
作曲者のドボルザークはチェコの首都プラハ近郊の小さな農村で生まれ育ったということもあり、主に弦楽器で奏でられる田園風景を想わせるようなメロディや、木管楽器が奏でるさまざまな鳥の鳴き声を模したフレーズが全楽章に亘り演奏されます。
また、交響曲にしては珍しい優美なワルツを取り入れた第3楽章や、トランペットのファンファーレから始まる第4楽章と合わせて、色々な楽器の聴きどころをてんこ盛りに詰め込んだ心象風景のアルバムと言える作品です。
「スラブ舞曲」などでも知られるドボルザークの交響曲の中でも特に民族色の強い作品でありながら、世の東西を問わず親しまれる普遍的な「ふるさと」がこの曲にはあります。加東フィルによる心の「ふるさと」をどうか楽しみにしてください。
本稿(その1)では
「木管楽器が奏でるさまざまな鳥の鳴き声を模したフレーズ」について取り上げます
勿論、この曲は標題音楽ではありませんので
どのようにイメージしようとも自由なのですが
高い音・低い音の2音で区切って演奏されるところは
よく「カッコウ」に例えられます(#文章で表現しにくい)
参考サイトでは
ベートーベン「田園」や マーラー「巨人」が紹介されています
ベートーベン「田園」では クラリネットで実音の「レ」「シ♭」(3度)
(第2楽章 131小節目 楽譜表記は in B♭で「ミ」「ド」)
マーラー「巨人」では クラリネットで実音の「レ」「ラ」(4度)
(第1楽章 30小節目 楽譜表記は in B♭で「ミ」「シ」)
ドボルザーク8番では 第1楽章 121小節目に
フルートとオーボエで 実音の「ラ」「レ」(5度)
・・・これをカッコウに入れて良いのかどうか分かりませんが(^^;)
色々な音のカッコウがあるようです
他の鳥の表現についてもこちらのサイトの
右側リンクを参考に探されても面白いと思います。(^^;)
(その2へ続く)
2017年08月14日
歌劇「魔弾の射手」序曲(ウェーバー作曲)
当ブログにこの曲の紹介を書いていなかったことに
今頃気が付きました (^^;)
いつものようにWikipediaによる解説はこちら
作曲者ウェーバーの紹介はこちら
物語としては
ドイツに古くから伝わる伝説に登場する、7発中6発は必ず望んだところに命中するが、
残りの1発は悪魔の望むところへ命中する「悪魔の弾」を持つ射撃手の話で
恋人との結婚を認めてもらうために「悪魔の弾」を手に入れて射撃大会に出場し、
そのおかげで6発目までは正確に標的を射抜いて上々の成績を収めるのですが
いよいよ問題の7発目・・・その結果は前述のリンクを見てください(^^;)
曲としては弦楽器のユニゾンによる荘厳な序奏の後
ホルン4重奏による讃美歌を元にしたメロディを演奏します
1821年初演なので当時のホルンはバルブの無いナチュラルホルンでした
そのため1つのメロディを1番奏者と3番奏者が交互に演奏します
(1・2番奏者はF管、3・4番奏者はC管の楽器を使用していました)
2・4番奏者は1・3番がメロディを演奏するところの下支えをします
その後は不安にさせるような所や、クラリネット独奏による神秘的な所
大見得を切る所、歌劇の中に出てくる色々なテーマが出てきて
華やかに序曲の最後を締めます(別参照)
しかし、この歌劇に出てくる有名な「狩人の合唱」のメロディは
なぜか序曲の中には出てきません。
当団定演で一緒に演奏するバイオリン教室生のステージで
「狩人の合唱」を演奏する年もありますので、今年は分かりませんが
ありましたら面白いと思います (^^;)
いつものように取りとめのない解説になりました
(8/15一部修正)
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今頃気が付きました (^^;)
いつものようにWikipediaによる解説はこちら
作曲者ウェーバーの紹介はこちら
物語としては
ドイツに古くから伝わる伝説に登場する、7発中6発は必ず望んだところに命中するが、
残りの1発は悪魔の望むところへ命中する「悪魔の弾」を持つ射撃手の話で
恋人との結婚を認めてもらうために「悪魔の弾」を手に入れて射撃大会に出場し、
そのおかげで6発目までは正確に標的を射抜いて上々の成績を収めるのですが
いよいよ問題の7発目・・・その結果は前述のリンクを見てください(^^;)
曲としては弦楽器のユニゾンによる荘厳な序奏の後
ホルン4重奏による讃美歌を元にしたメロディを演奏します
1821年初演なので当時のホルンはバルブの無いナチュラルホルンでした
そのため1つのメロディを1番奏者と3番奏者が交互に演奏します
(1・2番奏者はF管、3・4番奏者はC管の楽器を使用していました)
2・4番奏者は1・3番がメロディを演奏するところの下支えをします
その後は不安にさせるような所や、クラリネット独奏による神秘的な所
大見得を切る所、歌劇の中に出てくる色々なテーマが出てきて
華やかに序曲の最後を締めます(別参照)
しかし、この歌劇に出てくる有名な「狩人の合唱」のメロディは
なぜか序曲の中には出てきません。
当団定演で一緒に演奏するバイオリン教室生のステージで
「狩人の合唱」を演奏する年もありますので、今年は分かりませんが
ありましたら面白いと思います (^^;)
いつものように取りとめのない解説になりました
(8/15一部修正)
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2017年02月26日
ワルツ「酒、女、歌」(J.シュトラウス2世作曲)
当団スプリングコンサートで恒例(?)のワルツですが
今回はJ.シュトラウス2世の「酒、女、歌」を取り上げます
作曲者についてはこちらを参照
この作品は宗教改革で知られるマルティン・ルターの
「酒と女と歌を愛さぬ者は、生涯馬鹿で終わる」 (^^;)
という格言(?)に由来して後世創られた詩に
J.シュトラウス2世が曲をつけた作品で
1869年に男声合唱により初演されました。
J.シュトラウス2世の十大ワルツの一つに挙げられます
リンク先の解説にもある通り、並外れて長い導入部
(イントロ)を有するので、今回の演奏会では最初の99小節を
省略して100小節目のアウフタクトからの演奏開始になります。
一般にウィーンのあるオーストリアはカトリック系と言われていますが
プロテスタントの創始者であるルターの言葉を
取り上げるのはちょっと不思議な感じがします(^^;)
男声合唱曲として創られたということなので
どのような歌詞なのか興味深いのですが
調べた範囲では全体の日本語訳は見つけられませんでした
参照ページでは第1ワルツ部分の歌詞として
「さあ注げ、それ注げ……フランケン・ワインをたっぷり注げよ、なければ愛しのオーストリア産」(参照ページ引用)
と歌われています。
この「フランケン・ワイン」というのが気になりまして調べてみると、
代表的なドイツワインのモーゼルやラインとも違って
「ドイツワインは、一般に女性に例えられるのに対し、フランケンワインだけは常に男性的とされている。」(参考サイトより引用)
ということで、
機会がありましたら飲み比べてみたいものです(^^;)
この曲の原題は「Wein, Weib und Gesang」なのですが
「Wein」(ワイン)、「Gesang」(歌)は分かります
ところで、和独辞書で「女」を引くと「Flau」が出てきます
「Weib」を引くと、確かに「女」も出てきますが
どちらかというと「かかあ(母)」「女房」のニュアンスに
なるようです(^^;)
いつもながら話が脱線しました
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今回はJ.シュトラウス2世の「酒、女、歌」を取り上げます
作曲者についてはこちらを参照
この作品は宗教改革で知られるマルティン・ルターの
「酒と女と歌を愛さぬ者は、生涯馬鹿で終わる」 (^^;)
という格言(?)に由来して後世創られた詩に
J.シュトラウス2世が曲をつけた作品で
1869年に男声合唱により初演されました。
J.シュトラウス2世の十大ワルツの一つに挙げられます
リンク先の解説にもある通り、並外れて長い導入部
(イントロ)を有するので、今回の演奏会では最初の99小節を
省略して100小節目のアウフタクトからの演奏開始になります。
一般にウィーンのあるオーストリアはカトリック系と言われていますが
プロテスタントの創始者であるルターの言葉を
取り上げるのはちょっと不思議な感じがします(^^;)
男声合唱曲として創られたということなので
どのような歌詞なのか興味深いのですが
調べた範囲では全体の日本語訳は見つけられませんでした
参照ページでは第1ワルツ部分の歌詞として
「さあ注げ、それ注げ……フランケン・ワインをたっぷり注げよ、なければ愛しのオーストリア産」(参照ページ引用)
と歌われています。
この「フランケン・ワイン」というのが気になりまして調べてみると、
代表的なドイツワインのモーゼルやラインとも違って
「ドイツワインは、一般に女性に例えられるのに対し、フランケンワインだけは常に男性的とされている。」(参考サイトより引用)
ということで、
機会がありましたら飲み比べてみたいものです(^^;)
この曲の原題は「Wein, Weib und Gesang」なのですが
「Wein」(ワイン)、「Gesang」(歌)は分かります
ところで、和独辞書で「女」を引くと「Flau」が出てきます
「Weib」を引くと、確かに「女」も出てきますが
どちらかというと「かかあ(母)」「女房」のニュアンスに
なるようです(^^;)
いつもながら話が脱線しました
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2017年02月19日
行進曲「ワシントン・ポスト」(スーザ作曲)
今回のスプリングコンサートではスーザ作曲の
「ワシントン・ポスト」を取り上げます
作曲者のスーザについてはこちらを参照ください
曲名にあるワシントン・ポストという新聞社が
1889年に当時アメリカ海兵隊楽団長であった
スーザに表彰式用の音楽として依頼した作品で
同氏の代表的な作品の一つに挙げられます
曲の冒頭リズムセクションを除くほとんどの楽器が
半音階でイントロを演奏するのが特徴的です。
他にも特徴的な点としてはトリオと呼ばれる中間部から
イントロへ戻らずに終わる所が挙げられます
(「星条旗よ永遠なれ」も同様の形式ですが行進曲としては例外的です)
8分の6拍子の軽快で華やかなメロディは
スプリングコンサートに相応しいように思われます。
スーザの行進曲は吹奏楽で演奏される機会が多いのですが
管弦楽では吹奏楽と調性が違うため一味違って聴こえるので
その点もまたお楽しみ下さい。
「ワシントン・ポスト」を取り上げます
作曲者のスーザについてはこちらを参照ください
曲名にあるワシントン・ポストという新聞社が
1889年に当時アメリカ海兵隊楽団長であった
スーザに表彰式用の音楽として依頼した作品で
同氏の代表的な作品の一つに挙げられます
曲の冒頭リズムセクションを除くほとんどの楽器が
半音階でイントロを演奏するのが特徴的です。
他にも特徴的な点としてはトリオと呼ばれる中間部から
イントロへ戻らずに終わる所が挙げられます
(「星条旗よ永遠なれ」も同様の形式ですが行進曲としては例外的です)
8分の6拍子の軽快で華やかなメロディは
スプリングコンサートに相応しいように思われます。
スーザの行進曲は吹奏楽で演奏される機会が多いのですが
管弦楽では吹奏楽と調性が違うため一味違って聴こえるので
その点もまたお楽しみ下さい。
2016年09月22日
ワルツ「ウィーン気質」(J.シュトラウス2世)
※2016.09.17の練習には出席していましたが
練習日記については書くのを断念しました m(_ _;)m
今回の「第九特別演奏会」では以下の曲目を演奏します
<オケ単独>
組曲「水上の音楽」よりアレグロ(ヘンデル/ハーティ編曲)
歌劇「セビリアの理髪師」序曲(ロッシーニ)
ワルツ「ウィーン気質」(J.シュトラウス2世)
<オケ・合唱合同>
加東市応援歌「勇躍加東」(キダ・タロー)
唱歌メドレー「ふるさとの四季」(源田俊一郎編曲)
交響曲第9番「合唱つき」より第4楽章(ベートーヴェン)
という事で
J.シュトラウス2世作曲のワルツ「ウィーン気質」を
今回取り上げます
いつものように wikipedia による曲目解説はこちら
作曲者の紹介はこちら
ちなみに、後年シュトラウス自身により同名のオペレッタも
作られていますので区別するために敢えて”ワルツ”を表記します
9/17の練習時に吉澤先生がシュトラウスの「十大ワルツ」を
話題にしていましたが
とりあえず wikipedia によると
(作品番号順)
朝の新聞
※美しく青きドナウ
芸術家の生活
ウィーンの森の物語
※酒・女・歌
千夜一夜物語
ウィーン気質
※南国のバラ
※春の声
※皇帝円舞曲
上記10曲中、当団では過去に※印の5曲を演奏しています
それ以外に当団では「加速度円舞曲」も演奏しています
確かに「朝の新聞」や「千夜一夜物語」はあまり馴染がないように思います
ところで「ウィーン気質」の「気質」は「かたぎ」と読みますが
同じ「気質」と書いて「きしつ」と読む場合もあります
では、「かたぎ」と「きしつ」の違いは何でしょうか?
「かたぎ」とは
その身分・職業などに特有な、気風・性格
「きしつ」とは
気立て、気性、心理学で、一般的な感情傾向から見た、個人の性質
(上記は google より引用しました)
上記説明によれば「かたぎ」とは属する集団によるものであり
「きしつ」とは個人に関わる事になりますので
「ウィーン気質」は「ウィーンかたぎ」であって
「ウィーンきしつ」にはならない訳です (^^;)
いつもながら本題から外れてしまいました(^^;)
練習日記については書くのを断念しました m(_ _;)m
今回の「第九特別演奏会」では以下の曲目を演奏します
<オケ単独>
組曲「水上の音楽」よりアレグロ(ヘンデル/ハーティ編曲)
歌劇「セビリアの理髪師」序曲(ロッシーニ)
ワルツ「ウィーン気質」(J.シュトラウス2世)
<オケ・合唱合同>
加東市応援歌「勇躍加東」(キダ・タロー)
唱歌メドレー「ふるさとの四季」(源田俊一郎編曲)
交響曲第9番「合唱つき」より第4楽章(ベートーヴェン)
という事で
J.シュトラウス2世作曲のワルツ「ウィーン気質」を
今回取り上げます
いつものように wikipedia による曲目解説はこちら
作曲者の紹介はこちら
ちなみに、後年シュトラウス自身により同名のオペレッタも
作られていますので区別するために敢えて”ワルツ”を表記します
9/17の練習時に吉澤先生がシュトラウスの「十大ワルツ」を
話題にしていましたが
とりあえず wikipedia によると
(作品番号順)
朝の新聞
※美しく青きドナウ
芸術家の生活
ウィーンの森の物語
※酒・女・歌
千夜一夜物語
ウィーン気質
※南国のバラ
※春の声
※皇帝円舞曲
上記10曲中、当団では過去に※印の5曲を演奏しています
それ以外に当団では「加速度円舞曲」も演奏しています
確かに「朝の新聞」や「千夜一夜物語」はあまり馴染がないように思います
ところで「ウィーン気質」の「気質」は「かたぎ」と読みますが
同じ「気質」と書いて「きしつ」と読む場合もあります
では、「かたぎ」と「きしつ」の違いは何でしょうか?
「かたぎ」とは
その身分・職業などに特有な、気風・性格
「きしつ」とは
気立て、気性、心理学で、一般的な感情傾向から見た、個人の性質
(上記は google より引用しました)
上記説明によれば「かたぎ」とは属する集団によるものであり
「きしつ」とは個人に関わる事になりますので
「ウィーン気質」は「ウィーンかたぎ」であって
「ウィーンきしつ」にはならない訳です (^^;)
いつもながら本題から外れてしまいました(^^;)
2016年08月21日
勇躍加東(キダ・タロー作曲)
今回の第九特別演奏会では
加東市応援ソング「勇躍加東」が合唱団と合同で演奏されます
歌詞はこちらを参照
加東市発足から2年後の2006年に公募で選ばれた
加東市在住の宮田賢三さん作による歌詞に
関西のTV番組・TVCM音楽で有名なキダ・タローさん作による
親しみやすいメロディに乗せて歌われます
このたび市制10周年を記念して管弦楽編曲版を
作りまして今回の演奏会で初披露いたします
所謂「サビ」の部分で同じ歌詞を4回繰り返します
1番では「活力満ちる我が加東」×4回
2番では「元気が集う我が加東」×4回
3番では「夢あるまちぞ我が加東」×4回
この繰り返しがツボにハマるように思われます(^^;)
加東市応援ソング「勇躍加東」が合唱団と合同で演奏されます
歌詞はこちらを参照
加東市発足から2年後の2006年に公募で選ばれた
加東市在住の宮田賢三さん作による歌詞に
関西のTV番組・TVCM音楽で有名なキダ・タローさん作による
親しみやすいメロディに乗せて歌われます
このたび市制10周年を記念して管弦楽編曲版を
作りまして今回の演奏会で初披露いたします
所謂「サビ」の部分で同じ歌詞を4回繰り返します
1番では「活力満ちる我が加東」×4回
2番では「元気が集う我が加東」×4回
3番では「夢あるまちぞ我が加東」×4回
この繰り返しがツボにハマるように思われます(^^;)
2016年07月10日
鍛冶屋のポルカ(ヨーゼフ・シュトラウス)
今回の曲目紹介はファミリーコンサートで演奏する
曲目の「鍛冶屋のポルカ」です
当団(旧やしろフィル時代含む)で過去最も多く
演奏された曲ではないかと思われます (^^;)
いつものようにwikipediaによる解説はこちら
作曲者についてはこちら
(ワルツ王として有名なヨハン・シュトラウス二世の弟です)
耐火金庫のメーカーの記念舞踏会のために作られた
楽曲ということで、原題の"Feuerfest"とは依頼先の
宣伝文句である「抜群の耐火性」という意味です(^^;)
それが日本語の題として「鍛冶屋」を当てられています。
「鍛冶屋」は日本では結構各地にある地名でして
兵庫県内各地にもこの地名があります。
郵便番号一覧表によると
「鍛冶屋」のある市町
神戸市兵庫区、多可郡多可町、高砂市
たつの市、豊岡市
姫路市(但し「鍛冶町」)
「鍛治屋」のある市町
明石市、加西市、神崎郡神河町(「鍛治」のみ)
美方郡香美町、三木市、南あわじ市
「にすい」の「冶」と「さんずい」の「治」があります
本来なら「冶金(やきん)」という言葉がありますので
(意味:鉱石から金属を精製したり、それから合金を作ったりする技術)
「にすい」の「冶」を使うのが正しいと思うのですが
書き間違いから変わったような例もありますので
色々な鍛冶屋が存在するのだと思います。
ところでwikipediaによると
刀鍛冶・鉄砲鍛冶が城下町に集められたケース(姫路市や明石市など)
農具・山林刃物の鍛冶(多可町・三木市・加西市など)
漁具の鍛冶(南あわじ市など)
そういうわけで「鍛冶屋」という地名が兵庫県内各地にあるようです
(ほかに「金屋」という地名も数件見受けられました)
話が脱線したついでに
「鍛冶屋のポルカ」を演奏するときに打楽器奏者が叩く
金床に代えて当団では
鉄道のレールを切断したものを使います
こちらは脱線しないようにしたいものです
おあとがよろしいようで (;^^)
曲目の「鍛冶屋のポルカ」です
当団(旧やしろフィル時代含む)で過去最も多く
演奏された曲ではないかと思われます (^^;)
いつものようにwikipediaによる解説はこちら
作曲者についてはこちら
(ワルツ王として有名なヨハン・シュトラウス二世の弟です)
耐火金庫のメーカーの記念舞踏会のために作られた
楽曲ということで、原題の"Feuerfest"とは依頼先の
宣伝文句である「抜群の耐火性」という意味です(^^;)
それが日本語の題として「鍛冶屋」を当てられています。
「鍛冶屋」は日本では結構各地にある地名でして
兵庫県内各地にもこの地名があります。
郵便番号一覧表によると
「鍛冶屋」のある市町
神戸市兵庫区、多可郡多可町、高砂市
たつの市、豊岡市
姫路市(但し「鍛冶町」)
「鍛治屋」のある市町
明石市、加西市、神崎郡神河町(「鍛治」のみ)
美方郡香美町、三木市、南あわじ市
「にすい」の「冶」と「さんずい」の「治」があります
本来なら「冶金(やきん)」という言葉がありますので
(意味:鉱石から金属を精製したり、それから合金を作ったりする技術)
「にすい」の「冶」を使うのが正しいと思うのですが
書き間違いから変わったような例もありますので
色々な鍛冶屋が存在するのだと思います。
ところでwikipediaによると
刀鍛冶・鉄砲鍛冶が城下町に集められたケース(姫路市や明石市など)
農具・山林刃物の鍛冶(多可町・三木市・加西市など)
漁具の鍛冶(南あわじ市など)
そういうわけで「鍛冶屋」という地名が兵庫県内各地にあるようです
(ほかに「金屋」という地名も数件見受けられました)
話が脱線したついでに
「鍛冶屋のポルカ」を演奏するときに打楽器奏者が叩く
金床に代えて当団では
鉄道のレールを切断したものを使います
こちらは脱線しないようにしたいものです
おあとがよろしいようで (;^^)