2014年08月10日
「ペール・ギュント」第1組曲より「朝」「山の魔王の宮殿にて」(グリーグ)
2014年04月29日
レクイエム K.626(モーツァルト)
2014年02月23日
3月とMarchと行進曲
今回のスプリングコンサートでも行進曲を取り上げます
(曲目は当日のお楽しみということで・・・)
3月を英語ではMarchと呼びます
行進曲もMarchと呼びます
・・・なぜ3月も行進曲もMarchなのか?
と思いまして調べてみました (^^;)
元々は古代ローマの軍神Marsに由来していまして
古代ローマ暦では3月が1年の始まりということで
(閏年の日数調整を2月に行うのもこの事に由来する)
軍神Marsを称え、行軍を開始するという事が
Marchの由来のようです。
行進曲は吹奏楽で演奏されることが多いのですが
オケで演奏してみると吹奏楽とは調性が変わっていたりして
(オケでは#系の調が多く、♭の多い曲は半音違う調になります)
吹奏楽とは違って聞こえます
ホルン奏者的には吹奏楽で演奏する時に比べて「後打ち」が
少なくなり、吹奏楽ではユーフォニアムが担当するような
対旋律をホルンが受け持つ事が多くなります
それはそれで面白いのですが却って大変になります(−−;)
ともかく吹奏楽とはまた一味違う管弦楽の行進曲をお楽しみ下さい。
2014年02月02日
ワルツ「春の声」(J.シュトラウス2世)
今回スプリングコンサートとしてリニューアルしました
そのスプリングコンサートの最初を飾る曲として
J.シュトラウス2世作曲のワルツ「春の声」を取り上げます
当団としては2007年1月のニューイヤーコンサート
(ハートフルコンサートの前身) と2011年3月の
ハートフルコンサートで取り上げましたが、
前述の2回とも滝野文化会館での演奏でしたので
今回本拠地での初演奏になります。(当団の歴史参照)
いつもの通り、曲について一般的な解説はリンク先を
参照頂くとしまして、、、(^^;)
このワルツには歌が入るバージョンもあるそうでして
歌詞についてはこちらのリンク先を参照下さい。
1882年に作曲されたということでシュトラウスは
1825年生まれだから57歳の時の作品ということになります。
この時に3度目の結婚をされているそうでして
その幸福感が曲中の随所に現れています (^^;)
・・・いつもながら纏まりのない曲目紹介でした (;^^)
2013年08月31日
交響曲第5番(チャイコフスキー)
改めて解説するつもりはありません(^^;)
作曲者チャイコフスキーに関する解説はこちらを参照
交響曲第5番に関する解説はこちらを参照
私自身他のアマチュアオーケストラで演奏したことが
ありまして(そのときは3番ホルンでした)その経験を
踏まえると、今回当団の演奏会で演奏するのは
第1楽章のみなのですが、「全楽章でなくて残念」が半分
「第1楽章だけでやれやれ」が半分・・・複雑な気持ちです
「第1楽章だけでやれやれ」 の理由は
第4楽章の怒涛のような速い8分音符・・・
これがどうも苦手でして (−−;)
この曲はホ短調で書かれています
調べてみるとホ短調の名曲は結構多いようで
Vnが響きやすい調であることに要因があるようです
しかしながら、これがHrにとりましては#だらけの譜面になりまして
これがドボルザークの新世界では in E で書かれているのですが
チャイコフスキーは in F で書いてあるので#だらけになります
いつもながら曲目解説ではなく「怪説」だな (;^^)
2013年08月14日
歌劇「アウリスのイフィゲニア」序曲(グルック)
この時期夏休みの自由研究ということで
この曲の曲目紹介をしてみます(^^;)
(PCのトラブルで途中まで書きかけた文書が消えてショックを受けてます)
作曲者のグルックはJ.S.バッハとモーツァルトの間ぐらいの
時期に活躍した作曲家でして、今回この曲は後にワーグナーに
よって編曲されたバージョンで演奏します。
この歌劇は「トロイア戦争」というギリシャ神話上の
戦争における一つのエピソードを題材としています
戦争のいきさつはともかく、トロイアを征伐するアカイア軍の
総大将・アガメムノンの娘が題名の「イフィゲニア」です。
この物語は、預言者カルカスの進言により実の娘である
イフィゲニアを生贄に差し出さなければならなくなり、
本人を含め周囲の人々の嘆きと苦悩が描かれている話です。
(参考サイトによると「アウリス」は地名だと思われます)
さて、イフィゲニアの運命はいかに・・・・
続きはこちらへ
2013年06月05日
ホタル
ご案内の通り今月23日の加東混声合唱団定演では
「ファンタジア四季」を演奏しますが、この曲の中で
夏を代表する歌として「ほたるこい」が歌われます
私がウォーキングで通るコースにも
ホタルが飛んでいました
・・・さすがに携帯のカメラでは無理があります(;^^)
加東市では先日のBBQで利用しました鴨川の郷付近が
ホタルの生息地だそうです。
そう言えば、大阪の豊中市に「蛍池」という地名(阪急の駅)が
あるのですが、昔はホタルが飛んでいたのでしょうか?
今の街の姿からは想像が出来ないのですが。。。(;^^)
2013年05月05日
ファンタジア四季(保科洋)
加東フィルとの合同演奏で保科先生の「ファンタジア四季」を
演奏することになりました。
保科先生に関するご紹介はリンク先を参照下さい
保科先生は加東市にお住まいということもありまして
本来ならもっと早い段階で先生の作品を取り上げるべき
ところでしたが今回初めて取り上げることになりました
内容としては日本の唱歌6曲のメドレーです
(リンク先参照)
編成には「箏(13弦と17弦)」を用いることになっていますが
今回の演奏会では諸事情によりキーボード代用になりそうです
この曲は一昨年に当初は吹奏楽のために作られて
後に管弦楽用に作り直されたとの事で、本当に最近の
作品なのですが、既に吹奏楽版は一昨年に
「音楽の日 in 加東2011」にて演奏されています。
使われているメロディこそよく知られた唱歌ですが
聴かせ方には色々な工夫が見受けられます
どうかその点を楽しみにして頂きたいと思います (^^;)
2013年02月10日
ワルツについて
「皇帝円舞曲」(J.シュトラウスII世)
「金と銀」(レハール)
「舞踏会の美女」(L.アンダーソン)
シュトラウスとレハールはウインナ・ワルツの代表と言えまして
一方、アンダーソンはアメリカの作品であります。
時代的にはそれぞれ19世紀末、20世紀初頭、20世紀中盤と
違う時代背景があります。
ワルツといえばシュトラウス一家をはじめとするウインナワルツが
最初に思い出されるのですが、これは1814年のウィーン会議で
「会議は踊る、されど進まず」と評されたことから
ワルツの本場として有名になったのですが、ワルツが元々は
オーストリア西部のチロル地方に伝わるヴェラーという踊りから
洗練した形に発展したものでして、「男女が体を寄せ合って踊る」
というのはゲルマン系としてはふしだら(?)ということで長く禁止されて
いたのですが、18世紀に入ってからようやくハプスブルグ帝国で
解禁となったということで、思ったほど古い伝統がある訳でもない
ことが分かります。(^^;)
参考サイト: http://www.austria-dance.jp/index.php?id=4
その後、3拍子の舞曲風の楽曲がウィーン以外でもワルツと
呼ばれるようになりまして、ウィーン以外の有名なワルツ曲としては・・
「スケーターズ・ワルツ」(ワルトトイフェル作曲)
「花のワルツ(くるみわり人形)」(チャイコフスキー作曲)
#チャイコフスキーは交響曲の中にもワルツを取り入れた楽章があります
「子犬のワルツ」(ショパン作曲)
「テネシー・ワルツ」(ピー・ウィー・キング作曲)
「星影のワルツ」(遠藤実作曲、歌:千昌夫)
・・・3拍子なら何でもありのような気がします (;^^)
実は、この稿は「舞踏会の美女」について書くつもりでしたが
あまりにも関連資料が少ないのでこのような形になりました (^^;)
当団ではこれまで色々なワルツを取り上げてきましたが
いつもこれで優雅に踊れるのか自問自答して冷や汗をかきながら
それでも楽しく聴いて頂けるように頑張って演奏したいと思います
2013年01月02日
皇帝円舞曲(J.シュトラウス2世)
本年も加東フィルの活動へのご理解・ご支援を
賜りますようお願い申し上げます
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今年3月のハートフルコンサートでは
J.シュトラウス2世の「皇帝円舞曲」を取り上げます
ウィーンフィルによるニューイヤーコンサートでも
よく取り上げられる曲なのでご存じの方も多いと思います。
(残念ながら今年のニューイヤーでは取り上げられていませんでした)
J.シュトラウス2世のワルツの中でも特に有名な曲です。
曲目紹介を見ると、1889年に当時のオーストリア皇帝が
ドイツ皇帝を表敬訪問する際J.シュトラウス2世に作曲を
依頼したということで、当初は両国友好の意味で「手に手をとって」
という名前だったのですが、威厳を示すためなのかどうかは
分かりませんが、現在の「皇帝円舞曲」という名前になったとの事です。
(こちらのサイトによると曲名変更は楽譜の出版時に出版社側から提案があったそうです)
(J.シュトラウス2世の作曲で「皇帝祝典円舞曲」という似た名前の別曲もあるそうです)
ここで疑問に思うのが、「国王」と「皇帝」の違いでして
色々と調べてみましたが、結局のところ君主制を取る国は
ヨーロッパ文化圏・イスラム文化圏・日本を含む東アジア/
中華文化圏それぞれで成立過程や歴史的背景の違いによる
言葉のニュアンスの違いがあるところへ無理矢理当てはめて
いるので分かりにくくなっています (詳しくは「君主号」を参照)
ともかく、「皇帝」の名前にふさわしい華やかさが求められる
曲なので演奏する側はかなり大変です (^^;)
いつもの通り解説なのか何なのかよく分からない文章になりました
今年もこの調子で頑張りたいと思いますので宜しくお願いします(^^;)