2014年08月10日

「ペール・ギュント」第1組曲より「朝」「山の魔王の宮殿にて」(グリーグ)

久々の曲目紹介になります。
例の如く、一般的な曲目紹介はこちらのサイト
ご参照頂くとして (#おいおい)

ペール・ギュントには第1組曲と第2組曲があることは
知っていましたが、この曲は元々演劇用に作られた27曲から
成る作品ということまでは存じ上げませんでした。

この中で「朝」は実際の劇中では第4幕への前奏曲で
「山の魔王の宮殿にて」は第2幕の5曲目(最後ではない)
ということで元々の劇とは全く違う進行の演奏会用組曲になります。

どちらの曲も聴いて頂ければ馴染みのある曲だと
お分かり頂けると思います。

一昨年6月の記事で紹介したビデオの曲が「朝」でした
もう一度紹介したいと思います(曲が一部カットされています)

ホルンに関して言えば、19世紀後半の作品ということで
1・2番がナチュラルホルン用、3・4番がバルブ付ホルン用として
書かれていまして、そのために3番ホルンにメロディがあったりして
コッペリアでもそういう書き方になっていましたが、現在では
殆ど例外なくバルブ付のホルンで演奏されます。

いつものように手抜きだらけの曲目紹介でした (^^;)

posted by トトロ △◎/ at 16:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月29日

レクイエム K.626(モーツァルト)

今回、加東混声合唱団との合同演奏では
モーツァルト「レクイエム」より「レクイエム・エテルナム」と
「キリエ」の最初2曲を取り上げます。
(「ファンタジア・四季」も保科先生による一部改訂があります)

当団にとりましては2000年11月の旧やしろフィル
デビュー演奏会で全曲を演奏していまして
その後にも一度抜粋で演奏したような記憶があるのですが
今は思い出せませんので、改めて調べておきたいと思います

例によって通り一遍の解説はリンク先に任せることにして(^^;)

「鎮魂歌」という意味で作られたものが多いのですが
モーツァルトの場合はカトリックに由来しているので
死者を弔うためのミサの形式に従って作られています
そのため歌詞がラテン語になっています

ラテン語というと日本人に馴染みはないのですが
生物の学名や化学の元素記号にもラテン語が関係していて
例えば、金(Gold)の元素記号が「Au」なのも
ラテン語で「Aurum」と書くことに由来している訳です

いつもながら曲目解説になっていない (;^^)
posted by トトロ △◎/ at 16:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月23日

3月とMarchと行進曲

当団の演奏会で最近ほぼ毎回行進曲を取り上げています
今回のスプリングコンサートでも行進曲を取り上げます
(曲目は当日のお楽しみということで・・・)

3月を英語ではMarchと呼びます
行進曲もMarchと呼びます
・・・なぜ3月も行進曲もMarchなのか?
と思いまして調べてみました (^^;)

元々は古代ローマの軍神Marsに由来していまして
古代ローマ暦では3月が1年の始まりということで
(閏年の日数調整を2月に行うのもこの事に由来する)
軍神Marsを称え、行軍を開始するという事が
Marchの由来のようです。

行進曲は吹奏楽で演奏されることが多いのですが
オケで演奏してみると吹奏楽とは調性が変わっていたりして
(オケでは#系の調が多く、♭の多い曲は半音違う調になります)
吹奏楽とは違って聞こえます

ホルン奏者的には吹奏楽で演奏する時に比べて「後打ち」が
少なくなり、吹奏楽ではユーフォニアムが担当するような
対旋律をホルンが受け持つ事が多くなります
それはそれで面白いのですが却って大変になります(−−;)

ともかく吹奏楽とはまた一味違う管弦楽の行進曲をお楽しみ下さい。
posted by トトロ △◎/ at 21:24| Comment(1) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月02日

ワルツ「春の声」(J.シュトラウス2世)

これまでの加東フィル・ハートフルコンサートから
今回スプリングコンサートとしてリニューアルしました
そのスプリングコンサートの最初を飾る曲として
J.シュトラウス2世作曲のワルツ「春の声」を取り上げます

当団としては2007年1月のニューイヤーコンサート
(ハートフルコンサートの前身) と2011年3月の
ハートフルコンサートで取り上げましたが、
前述の2回とも滝野文化会館での演奏でしたので
今回本拠地での初演奏になります。(当団の歴史参照

いつもの通り、曲について一般的な解説はリンク先
参照頂くとしまして、、、(^^;)
このワルツには歌が入るバージョンもあるそうでして
歌詞についてはこちらのリンク先を参照下さい。

1882年に作曲されたということでシュトラウスは
1825年生まれだから57歳の時の作品ということになります。
この時に3度目の結婚をされているそうでして
その幸福感が曲中の随所に現れています (^^;)

・・・いつもながら纏まりのない曲目紹介でした (;^^)
 
posted by トトロ △◎/ at 19:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月31日

交響曲第5番(チャイコフスキー)

この曲はオーケストラにおける名曲中の名曲で
改めて解説するつもりはありません(^^;)

作曲者チャイコフスキーに関する解説はこちらを参照
交響曲第5番に関する解説はこちらを参照

私自身他のアマチュアオーケストラで演奏したことが
ありまして(そのときは3番ホルンでした)その経験を
踏まえると、今回当団の演奏会で演奏するのは
第1楽章のみなのですが、「全楽章でなくて残念」が半分
「第1楽章だけでやれやれ」が半分・・・複雑な気持ちです

「第1楽章だけでやれやれ」 の理由は
第4楽章の怒涛のような速い8分音符・・・
これがどうも苦手でして (−−;)

この曲はホ短調で書かれています
調べてみるとホ短調の名曲は結構多いようで
Vnが響きやすい調であることに要因があるようです

しかしながら、これがHrにとりましては#だらけの譜面になりまして
これがドボルザークの新世界では in E で書かれているのですが
チャイコフスキーは in F で書いてあるので#だらけになります

いつもながら曲目解説ではなく「怪説」だな (;^^)
posted by トトロ △◎/ at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月14日

歌劇「アウリスのイフィゲニア」序曲(グルック)

この時期夏休みの自由研究ということで
この曲の曲目紹介をしてみます(^^;)
(PCのトラブルで途中まで書きかけた文書が消えてショックを受けてます)

作曲者のグルックはJ.S.バッハとモーツァルトの間ぐらいの
時期に活躍した作曲家でして、今回この曲は後にワーグナーに
よって編曲されたバージョン
で演奏します。

この歌劇は「トロイア戦争」というギリシャ神話上の
戦争における一つのエピソードを題材としています

戦争のいきさつはともかく、トロイアを征伐するアカイア軍の
総大将・アガメムノンの娘が題名の「イフィゲニア」です。
この物語は、預言者カルカスの進言により実の娘である
イフィゲニアを生贄に差し出さなければならなくなり、
本人を含め周囲の人々の嘆きと苦悩が描かれている話です。
参考サイトによると「アウリス」は地名だと思われます)

さて、イフィゲニアの運命はいかに・・・・

続きはこちら


posted by トトロ △◎/ at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月05日

ホタル

ご案内の通り今月23日の加東混声合唱団定演では
「ファンタジア四季」を演奏しますが、この曲の中で
夏を代表する歌として「ほたるこい」が歌われます

私がウォーキングで通るコースにも
ホタルが飛んでいました
DVC00278.jpg

・・・さすがに携帯のカメラでは無理があります(;^^)

加東市では先日のBBQで利用しました鴨川の郷付近
ホタルの生息地だそうです。

そう言えば、大阪の豊中市に「蛍池」という地名(阪急の駅)が
あるのですが、昔はホタルが飛んでいたのでしょうか?
今の街の姿からは想像が出来ないのですが。。。(;^^)
 


posted by トトロ △◎/ at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月05日

ファンタジア四季(保科洋)

加東混声合唱団第7回定期演奏会では
加東フィルとの合同演奏で保科先生の「ファンタジア四季」を
演奏することになりました。

保科先生に関するご紹介はリンク先を参照下さい

保科先生は加東市にお住まいということもありまして
本来ならもっと早い段階で先生の作品を取り上げるべき
ところでしたが今回初めて取り上げることになりました

内容としては日本の唱歌6曲のメドレーです
リンク先参照)
  • 春の小川(高野辰之作詞、岡野貞一作曲)
  • さくらさくら(日本古謡)
  • ほたるこい(わらべうた)
  • もみじ(高野辰之作詞、岡野貞一作曲)
  • ゆきやこんこ(わらべうた)
  • ふるさと(高野辰之作詞、岡野貞一作曲)

  • 編成には「箏(13弦と17弦)」を用いることになっていますが
    今回の演奏会では諸事情によりキーボード代用になりそうです

    この曲は一昨年に当初は吹奏楽のために作られて
    後に管弦楽用に作り直されたとの事で、本当に最近の
    作品なのですが、既に吹奏楽版は一昨年に
    「音楽の日 in 加東2011」にて演奏されています。

    使われているメロディこそよく知られた唱歌ですが
    聴かせ方には色々な工夫が見受けられます
    どうかその点を楽しみにして頂きたいと思います (^^;)


    posted by トトロ △◎/ at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2013年02月10日

    ワルツについて

    今回のハートフルコンサートでは3曲のワルツを演奏します

    「皇帝円舞曲」(J.シュトラウスII世)
    「金と銀」(レハール
    「舞踏会の美女」(L.アンダーソン

    シュトラウスとレハールはウインナ・ワルツの代表と言えまして
    一方、アンダーソンはアメリカの作品であります。
    時代的にはそれぞれ19世紀末、20世紀初頭、20世紀中盤と
    違う時代背景があります。

    ワルツといえばシュトラウス一家をはじめとするウインナワルツ
    最初に思い出されるのですが、これは1814年のウィーン会議
    「会議は踊る、されど進まず」と評されたことから
    ワルツの本場として有名になったのですが、ワルツが元々は
    オーストリア西部のチロル地方に伝わるヴェラーという踊りから
    洗練した形に発展したものでして、「男女が体を寄せ合って踊る」
    というのはゲルマン系としてはふしだら(?)ということで長く禁止されて
    いたのですが、18世紀に入ってからようやくハプスブルグ帝国
    解禁となったということで、思ったほど古い伝統がある訳でもない
    ことが分かります。(^^;)
    参考サイト: http://www.austria-dance.jp/index.php?id=4

    その後、3拍子の舞曲風の楽曲がウィーン以外でもワルツと
    呼ばれるようになりまして、ウィーン以外の有名なワルツ曲としては・・

    「スケーターズ・ワルツ」(ワルトトイフェル作曲)
    「花のワルツ(くるみわり人形)」(チャイコフスキー作曲)
    #チャイコフスキーは交響曲の中にもワルツを取り入れた楽章があります
    「子犬のワルツ」(ショパン作曲)
    「テネシー・ワルツ」(ピー・ウィー・キング作曲)
    「星影のワルツ」(遠藤実作曲、歌:千昌夫)

    ・・・3拍子なら何でもありのような気がします (;^^)

    実は、この稿は「舞踏会の美女」について書くつもりでしたが
    あまりにも関連資料が少ないのでこのような形になりました (^^;)

    当団ではこれまで色々なワルツを取り上げてきましたが
    いつもこれで優雅に踊れるのか自問自答して冷や汗をかきながら
    それでも楽しく聴いて頂けるように頑張って演奏したいと思います
     
    posted by トトロ △◎/ at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2013年01月02日

    皇帝円舞曲(J.シュトラウス2世)

    新年明けましておめでとうございます
    本年も加東フィルの活動へのご理解・ご支援を
    賜りますようお願い申し上げます

    ** ** ** **

    今年3月のハートフルコンサートでは
    J.シュトラウス2世の「皇帝円舞曲」を取り上げます
    ウィーンフィルによるニューイヤーコンサートでも
    よく取り上げられる曲なのでご存じの方も多いと思います。
    (残念ながら今年のニューイヤーでは取り上げられていませんでした)

    J.シュトラウス2世のワルツの中でも特に有名な曲です。
    曲目紹介を見ると、1889年に当時のオーストリア皇帝が
    ドイツ皇帝を表敬訪問する際J.シュトラウス2世に作曲を
    依頼したということで、当初は両国友好の意味で「手に手をとって」
    という名前だったのですが、威厳を示すためなのかどうかは
    分かりませんが、現在の「皇帝円舞曲」という名前になったとの事です。
    こちらのサイトによると曲名変更は楽譜の出版時に出版社側から提案があったそうです)
    (J.シュトラウス2世の作曲で「皇帝祝典円舞曲」という似た名前の別曲もあるそうです)

    ここで疑問に思うのが、「国王」と「皇帝」の違いでして
    色々と調べてみましたが、結局のところ君主制を取る国は
    ヨーロッパ文化圏・イスラム文化圏・日本を含む東アジア/
    中華文化圏それぞれで成立過程や歴史的背景の違いによる
    言葉のニュアンスの違いがあるところへ無理矢理当てはめて
    いるので分かりにくくなっています (詳しくは「君主号」を参照)

    ともかく、「皇帝」の名前にふさわしい華やかさが求められる
    曲なので演奏する側はかなり大変です (^^;)

    いつもの通り解説なのか何なのかよく分からない文章になりました
    今年もこの調子で頑張りたいと思いますので宜しくお願いします(^^;)
     
    posted by トトロ △◎/ at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする