2024年10月27日

交響曲第5番(チャイコフスキー)その2

11/10開催・加東フィル第15回定期演奏会のメイン曲として
チャイコフスキーの交響曲第5番を取り上げます。

この曲については2013.8.31付記事に一度取り上げていますので
今回の記事は「その2」とします(^^;)

演奏会パンフレット裏面の曲目紹介でこのように書きました
back_加東フィル2024a.jpg
今回の演奏会ではチャイコフスキー作曲の交響曲第5番を取り上げます。
2013年の第7回定期演奏会で第1楽章を演奏して以来11年ぶりですが、
今回は全楽章を演奏いたします。
(実はコロナ禍で演奏会が中止となりました2020年の演奏会で取り上げる筈の曲でした。)
ベートーベンより後の時代に書かれた交響曲に多くみられる
「苦悩を乗り越えて栄光を勝ち取る」典型的な王道展開の作品です。
第1楽章と第4楽章が「運命の主題」と呼ばれる同じフレーズで始まり、
そのフレーズが第2・第3楽章にも現れる事で4つの楽章は「組曲」ではなく
「交響曲」という一体感を持たせています。同じ楽章の中でも感情の振れ幅が大きくて、
演奏する側としては大変ですが、第4楽章の全休止後に現れる華々しい
フィナーレはカタルシス(浄化作用)を覚えること間違いなしです。


この解説を書いた時には気が付かなかったのですが
チャイコフスキーは「感情の起伏が激しい」のに対して
ベートーベンは「とにかく執拗」の違いがあるように思いました(^^;)

前置きが長くなりました

今回の定期演奏会プログラムの曲目紹介はVaのAさんが
担当されるということで内容が楽しみなのですが(^^;)
当ブログではホルン奏者視点での怪説にしてみたいと思います

<第1楽章>
「運命の主題」が重苦しく奏でられる前奏を経て
ClとFgにより第1楽章のメイン主題が奏でられます
ホルンはその背景で拍の頭打ちするのですが
音の高低の起伏が大きく意外と難所だったりします
それはさておき、曲の盛り上がりにつれて
テンション「アゲアゲ」が求められるわ
その割に1stと3rdが交互に演奏するところや
「付点8分+16分+8分」と「8分+16分休+16分+8分」(8分=♪)を
明確に区別しなければならないことや
再現部では1音高い調になっている事で
前半ではHrで演奏していたところを
後半ではTpに代えられていたりしています

その裏側で第2楽章に備えるため1st奏者は
後半で他の方に任せている事が多いのですが
長い事吹かない時間が増えるのも却って困るので
調整しながらの演奏になります(;^^)

次は第3・4楽章を予定しています
(第2楽章は・・・演奏会本番までに書けるのかな?)
 
posted by トトロ △◎/ at 20:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

練習日記(2024.10.26)

演奏会まであと2週間となりました
神戸新聞にも紹介記事を書いて頂きました
集客にも力を入れましょう

今日の練習では、というか・・・
チャイコフスキーの交響曲は独特の起伏の大きさがありまして
意識して演奏しているつもりでも起伏の激しさは
注意して演奏しないと客席には伝わらないとの事でした

演奏が破綻しないように安全運転したい
長丁場を乗り切りたい
・・・難しいところです(−−;)

次回の練習は11月2日です
通常よりも30分程度延長しますので
午後からご予定のある方は注意ください
 
posted by トトロ △◎/ at 17:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月23日

神戸新聞掲載情報(2024.10.23)

20241023172722_.jpg

本日(10/23)の神戸新聞北播版に
11/10開催の当団第15回定期演奏会の
紹介記事が掲載されました
 
posted by トトロ △◎/ at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ご案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月19日

練習日記(2024.10.19)

気が付けばあと3週間で定期演奏会になります
今日の練習では全曲取り上げられました。
・・・さすがにヘトヘトになりました(−−;)

この時期になると指摘ポイントを書こうとしても
内容が細かすぎて私の筆ではなかなか追いつきません
ホールで演奏する事を考えての話だと思いますが
音量ではなく音の立ち上がりをはっきりさせる
要請がありまして気を付けたいと思います

この日は練習後に来年3月のスプリングコンサートで
演奏する新曲の楽譜に関する作業がありまして
有志数名で作業を行いました。

次回の練習は26日です。
 
posted by トトロ △◎/ at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月06日

歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲(グリンカ作曲)

今回当団第15回定期演奏会ではチャイコフスキーの
交響曲第5番の前にこの曲を演奏します。

2008年4月にこの曲について書きました旧ブログ記事はこちら
ウィキペディアによる曲紹介はこちら
同じく作曲者グリンカに関する紹介はこちら

簡単に言えば騎士ルスランとキエフ大公の娘であるリュドミラの
婚礼の宴の最中に魔術師が現れてリュドミラを奪い去りました
大公はルスランとその場に居た若者達に娘を無事に取り戻した者に
改めて娘の結婚相手として認めると宣言したので、ルスランを
はじめとする若者たちによる救出のための冒険劇です(雑なあらすじ)
(このキエフというのは9〜13世紀にかけて存在した現在のロシア・フィンランド・
ベラルーシ・ウクライナの一部にまたがる国を指します)


旧ブログ記事でも書きましたが、プロオケでは演奏の速度競争(?)に
使われるような曲なので、当団での演奏は少し遅く感じられるのですが(^^;)
冒険活劇のワクワク感は決して演奏の速さの他にも要素があるはずなので
その点を感じていただけるような演奏になればと思います。

この曲は1800年代前半(1842年初演)に作られたということで
特に金管楽器にとりましてはバルブの無い楽器を用いていた事もあり
ホルンは4管あるのですが2種類の調性を2管づつ使う形でして
そのため1・2番ホルン(in A)だけ最後3小節が休みであり、
しかも最後18小節間は最後から5小節目アウフタクトからの
四分音符6個だけになっています。
3・4番ホルン(in D)は他の楽器と同様に演奏しているので
A管の自然倍音では使えない音ばかりという事が影響しています(^^;)
この曲の最後の音は全員実音D(レ)でこれをA管ナチュラルホルンで
演奏するのは倍音列の関係で非常に高い音か、閉塞音で演奏する必要があり
作曲者としては使うことを避けたものと思われます

その代わり中間部で12小節に亘っての吹き伸ばし×2回があります
ここは弦と木管の合いの手の背景で鳴っている所で
この部分がこの曲におけるホルンの聴き所と言えます(^^;)

なお、この曲の編成にはコントラファゴットも入っており
久々にこの楽器も登場します
(今回の定演ではこの曲のためだけに使います)
その点もお楽しみに (^^;)
posted by トトロ △◎/ at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月05日

練習日記(2024.10.05)

本日はやしろ国際学習塾の近所にある
三草こども園で運動会がありました関係で
国際学習塾隣接の第3駐車場は私の到着した9時頃には
満車に近い状態で、こども園すぐ隣の第2駐車場も当然満杯でした。
一部の方は国道の向こう側にある第1駐車場へ回られたのかな?

今回の練習は久々に交響曲の全楽章を取り上げましたので
何かと大変でした。
指摘ポイントとしては
フレーズの下降局面では楽譜上の強弱とは別に
沈み込む感じを出せるようにとの事でした
(伴奏では下降する方向に力を入れていくこともあるので使い分けが必要です)

4楽章冒頭は、後々の盛り上がりから逆算した強さでの
演奏にならないようにとの事でした。

午後からは FgのM先生ご指導による管分奏でした
この場合、管の編成の大きな順番での合奏になります。
今回の場合、アンコール曲→交響曲の1・2・4楽章 を練習して
Tuba(エキストラ)が「上がり」となりまして、その後
「ルスラン」の練習後 Trbの3名が「上がり」となり
最後に交響曲の3楽章 という順番で進みました

M先生からの指摘ポイントとしては
息だけではなく、指でも歌うように との事でした。

ともかく今日の練習はいつも以上にヘロヘロになりまして
最後の方は音が思ったタイミングで出なくなりました(−−;)

来週12日は弦セクション練習で管楽器は休みになります
次回の全体練習は19日になります
当団定期演奏会まで残り1ヶ月となりましたので
練習もさることながら集客にもご協力願います。

 
posted by トトロ △◎/ at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月28日

練習日記(2024.09.28)

急に思い立ったわけではないのですが
ホルンを舞台上手側に移してみました。

旧やしろフィル時代および加東フィル第1回定演までは
ホルンを舞台上手側に置いていたのですが
ちなみに2006年第1回定演の写真はこちら
その頃でも混声合唱団と一緒に演奏する時は
ホルンはレイアウトの関係で舞台下手側にせざるを得ず、
練習のたびに場所を変える事となりまして、
それが次第に面倒になり(^^;)
第2回定演以降はホルンが下手側固定になりました(;^^)

十数年ぶりの配置なのでいつもと聴こえ方が違って
ホルンパートの方も他楽器の皆様にも
戸惑わせたかも知れませんが
とりあえず次回もこの形で行きたいと思います
予めご了承ください

前回練習でも指摘がありましたが
休符のカウントが疎かになって入り間違えを起こしますので
特に第3楽章中間部は意外と穴場なので注意しましょう (−−;)

次回練習は10月5日です
午後から管分奏もありますのでご予定ください
なお、次回から交響曲は全楽章練習する予定ですが
時間の関係で一部省略する可能性があることをご了承ください
また、毎回の練習の1曲目は「ルスランとリュドミラ」で
ご予定ください

posted by トトロ △◎/ at 19:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月15日

練習日記(2024.09.14)

この日の練習は降り番の多い交響曲の第3楽章から始めました
そのためホルン以外の金管楽器は別室練習でした

曲の流れに乗って演奏していると
休符を数えることを忘れてしまいました
気を付けたいと思います(−−;)

来週21日は弦セクション練習
次回の全体練習は28日です
28日も交響曲は「第3・第4楽章」なので
おそらく第3楽章スタートになります

業務連絡です
管分奏は10月5日の全体練習に引き続いて
午後からの実施になります

10月19日の練習後と
11月30日の練習後に有志の方で
楽譜の製本作業を行います
あまり多すぎても作業が渋滞しますので
6〜8名程度お願いしたいと思います

12月の練習日は7日と14日です
11月30日の練習を含めて定期演奏会後
スプリングコンサートまでの練習は
10時合奏開始となります
 
posted by トトロ △◎/ at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月07日

練習日記(2024.09.07)

気が付けば2か月後には当団定期演奏会ということで
本日よりチケット販売開始となりました
休憩時間中に団員購入分チケット引き換えがありました
なお、一般販売はこちらからお求めできます m(_ _;)m

今日の「ルスランとリュドミラ」序曲の合奏の際
休まれた方の代奏をしまして、普段とは違う景色の
楽譜に戸惑いながら何とか務め上げました(^^;)

今回の演奏会では初めてホルンのエキストラを2名
お願いしていまして、本日の練習ではその両名が
初顔合わせとなりましたのでこのような芸当が出来ました

交響曲の第1楽章の練習では、弦と木管で8分の6拍子を
遅い6つ振りで嚙み合わせを確認しているところで自分の
吹く場所を確認しようとしたら逆にどこを演奏しているのか
分からなくなってしまった事はここだけの話です(;^^)

次回の練習は14日です
交響曲は「第3・4楽章」を予定しています
第3楽章降り番のパートは別途練習場(楽屋を予定)で
音出し可能です
 
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posted by トトロ △◎/ at 21:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月24日

練習日記(2024.08.24)

前回8/3の練習を休みましたので1か月ぶりのオケ練習参加になりました
一部管楽器のエキストラも参加頂きまして賑やかになりました(^^;)

前回までは交響曲を4楽章通して演奏することを優先した練習でしたが
今回から暫く練習日毎に「第1・第2楽章」と「第3・第4楽章」に分けて
細かく見る事となりまして、本日は「第1・第2楽章」の練習でした。

第1楽章序奏部では、「重々しい」演奏をする事によって
テンポが遅れないように注意との指摘がありました。

第2楽章は、、、、まだテンポが掴めていません(−−;)
それはさておき、自分の演奏箇所では同じ動きが2回続いていても
和声が1回目と2回目で違う事があるので、音量の違いだけではなく
ニュアンスの変化にも気を付けるようにとの事でした。

他にも弦楽器には弓の動き(ボウイング)で曲の表情が変わるので
自信を持って「決められる」ように気を付けてほしいとの事でした。

次回の練習は9月7日です
(次回も交響曲は「第1・第2楽章」を予定しています)

 
posted by トトロ △◎/ at 20:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする